【あなたのきっかけに】Episode 55 「目に見える時代の流れ」(修正版)
文=増田萌絵
皆さんは、本作を通して100年の月日をヴィヴィとマツモトと共に体験することになりますが、時の流れを感じさせてくれるものの一つが美術に描かれています。
『ニーアランドにそびえ立つ電波塔』
皆さん、気づかれているでしょうか?
この電波塔が序盤だと建設途中なのですが、中盤から終盤になってくると徐々に完成されていきます!
これによって、月日の流れを感じてもらえるように演出されているんです!
さらに、100年もあると景色とは別で変わるのが、時代の流れ。
これは、目に見えて分かるものではありませんが、アニメでは世界観を3つに分けて演出されています。
これは言葉よりも見ていただいた方が何倍も伝わると思うので、イメージボードをご覧ください!
左から順番にヴィヴィとマツモトが出会った頃を序盤として、中盤・終盤になっていきます。
このように並べて見比べると、結構世界観に違いを感じると思います!
序盤だと、電灯があって住宅のような建物も、何だか現代とそんなに変わらないような印象を抱きます!
それが、終盤なってくると電波塔も完成して、装飾性が高い序盤の世界観に比べると全体的に無機質でシンプルな印象です。
頭の悪い発言になってしまいますが、ザ・未来感がすごい!!笑
このようにキャラクターやセリフだけではなく、背景や色味などでも世界観や時の流れをこんなにも私たちに投げかけてくれます。
時の流れが一体どこの話数で変わっていっているか、皆さんぜひ探してみてください!
※2024.09.24更新 記事タイトルを修正いたしました。