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timeleszプロジェクトのおもしろさと難しさについて

もうこれ以上サブスクを増やしちゃだめだ。

でもどうしても見たいドラマがあるから、その期間だけ契約しよう……!と意気込んで課金し始めたNetflix。気づけば1年以上経っていました。

なんだかんだ、定期的に見たいコンテンツを提供してくるNetflixにはさすがとしか言いようがありませんが……今見てるのはこれ。


Sexy Zoneとしての活動に幕を閉じた後、佐藤勝利・菊池風磨・松島聡の3人で活動し始めた「timelesz」。その新メンバーオーディションを行うという前代未聞のプロジェクトが「timelesz project」。通称、タイプロ。

既に2回配信がされていて、3次審査に進む36名の候補生が先日発表されたところ。

プロジェクトが始まってからというものの、私が見かけただけでも視聴者からはいろんな声があって……

あまりにいろんな意見をSNSで見てしまい自分自身の感想がうっかり上書きされてしまいそうになっていたのですが、今日は自分なりに思うところを綴ってみたいなーと。

このプロジェクトってsecondz(timeleszのファン)が見るのと、それ以外の旧ジャニーズ事務所オタクが見るのと、それ以外の方が見るのとでは全く視点が変わってくるよな……と思っていて。

もちろん、secondzの中でも、事務所オタクの中でも、見てきた歴史が違ったり思うところが違うはずなので。あまりにも多種多様で、「これ」と言う正解がないプロジェクトなんだと思います。

私はイチ事務所のオタクで、他のグループを応援しつつ横目でSexy Zoneを見ていた立場。えらそうなことは何も言えませんが、自分なりに言葉にしてみます。


今回のプロジェクトはとにかく候補生に対する評価軸を何とするか、が難しいですよね。あまりにも観点がいろいろありすぎて。いくつか例を出してみると……

Sexy Zoneやtimeleszの歴史をいかに知っているか。知ろうとしているか。
本人たちもこれは重要視しているし、secondzのみなさんからするとここは特に重要なのではと。

ジュニアが最低限持っているスキルをどれだけ持っているか。
STARTO ENTERTAINMENTにはデビューを目指して日々努力しているジュニアの存在がいて、事務所のオタクは彼らの存在をよく知っている。誇りも持っている。彼らを差し置いてデビューするなら、ジュニアが持つクオリティを求めてしまうのは当然かもしれません。

他メンバーとのバランスが取れながらも、どれだけ起爆剤になれるか。
ビジュアルなのか、スキルなのか、人柄なのかわかりませんがこれまでファンも想像つかなかったような、グループにとっての新しさを良い具合に持ち込める。これは一般受けも含めて「アイドルとして成功できるかどうか」を見極める、プロ視点での評価軸としては欠かせない軸かもしれません。

どれも間違いじゃないけれど、全てを100%兼ね備えた人を見つけるのは難しい。

その中で最終的な優先順位をどうするのか?が難しさであり、おもしろさなんだろうなと。


視聴者としてはこれを優先すべき!が人それぞれあるけれど、メンバー3人は何を優先しようとしてるのだろう。

これまでの配信を見るだけでもメンバーごとにいろいろあって。「ファンに失礼にならない仲間探し」であるのは大前提として……

・これまでの歴史をいかに知っているか
・協調性があるか
・目を引くものがあるか
・自分なりの魅せ方を持っているか
・女性関係などアイドルとしての自覚があるか
・言葉の使い方含め最低限の礼儀がなっているか

など。これまたどれも間違いじゃないし、同意します。でもやっぱり100%求めるのは難しい。


旧ジャニーズ事務所の頃は、多少態度がめちゃくちゃでも、社長視点でおもしろかったり、何か光るものがあれば通ったりもしていたのだと思います。

今は言葉遣いや態度一つで、よりシビアに評価される時代。しかも一部を切り取られて編集された配信によって、万人に評価されてしまう怖さがある。今のtimeleszのメンバーがオーディションを受けた頃と、今の候補生たちが置かれている状況が、全然違う。

お手本にする評価軸がないからこそ、よりメンバー本人たちにとって「選ぶ」ことが難しいのだろうなと想像します。


これから選考が進んでいく中で、最終的にどんな評価軸が優先されていくのか。

ここが一番の肝だと思いますが、最終的にはtimeleszが決めることなので。見てる私たち視聴者は候補生の物語を追うと共に、初めて「選ばれる側ではなく選ぶ側になったtimeleszの物語」を追うところにも楽しみを見いだせたら良いのだろうなと。

timeleszメンバーや候補生への誹謗中傷に関する注意喚起が公式から出されていますが、

・評価軸が一つではないという前提を理解すること。
・「そのどれが優先されるのか」自体を見守ることが今回のプロジェクトの難しさでありおもしろさなんだと受け止めること。
・その上で、人の感想に乗っかるのではなく自分自身の感想を大事にすること。思いやりを持って言葉にすること。

これらを視聴者が意識できたら良いのではと、個人的には思っています。

ファンにとっても、一つのオーディション番組としても、前代未聞の今回のプロジェクト。誰にとっても100%納得のいく結果にはきっとならない。

でも、批判があるプロジェクトが失敗ということではなくて、それを受け止めてどう前に進んでいけるかが大事なところ。それを全てわかった上で覚悟を決めて、timeleszメンバーは今回実施する決断をしてくれたはずなので。

今まさに体験している全ての過程を受け止めて、自分なりの視点で受け止めて、楽しめたらと思います。

繰り返しになりますが、自分がsecondzだったらまた全然違う感想を持っていたと思います。イチ事務所オタクが長々と、失礼いたしました。

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