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いつでもそこにミスドがいた

テレビでおいしそうなものを見るとすぐに影響されて、食べたくなる。

そういう方も多いかなと思いますが、私も典型的にそうで。みなさんはご覧になりましたでしょうか、アメトーーク3時間スペシャル。

そう、予告で見てからずっと気になってて録画して見ちゃいましたよね〜〜ミスタードーナツ芸人

「アメトーークのミスド芸人録ったけど見る?」と夫にも声かけたら「見よう見よう」といつになく乗り気だったので一緒にテレビの前のソファに並び、再生ボタンを押して。

気づけば「私が一番好きなのはこれ!」「あーこのグッズ持ってた!!」と誰にも聞かれてないのに、ひとりベラベラ喋ってて。自分の隠れたミスド愛に気づかされました。

そう、意外とミスドっていつでも自分の身近にあって、一緒に育ってきた感があるんですよね。

番組でもやってましたが、小さい頃はドーナツを買うたびスクラッチカードがもらえた時代でした。それを削って、出てきたポイントをためて、10点貯めると景品と交換できるという。

ミスドのサイトを見ると、私が一番思い出深いグッズたちは97年〜98年あたりでした。小学生の頃ですね。

お弁当箱めっちゃ使ってたし、何よりお気に入りだったのが「スケジュールン」という名の手帳!!!!景品と思えないくらいのクオリティでめちゃおしゃれで本格的だったんだよな……

あと「ミスドウォーカー」という所ジョージさんがCMやられてた頃に配られた「東京ウォーカー」風の冊子も、大好きでした。昔からフリーペーパーとかちょっとした冊子が大好きで、雑誌愛は今も昔も変わらずなんですが……こういうところにも原点があるのかも!?なんて。

もう少し成長して高校生の頃になると、平日の夜によく近所のミスドにお世話になってました。

そう、大学受験を控えて予備校帰りによく立ち寄っては勉強してたんですね……(あの頃あの店舗でも勉強での長時間利用NGだったのかな、だとしたら土下座です)

カフェオレおかわりし放題だったのがほんとにありがたくて、いつもカフェオレお供に頭抱えながら勉強してたな〜!家では出ない謎の集中力が発揮できて、とってもありがたい環境でした。

無事大学に入れてからはドキドキのサークル活動が始まって。右も左もわからぬままなんとなく入っちゃったオーケストラサークルに戸惑いつつ……今となっては仲良しの同期と初めて2人で行ったのもキャンパス近くのミスドでした。

2人でカウンター席に並んで、まだぎこちなさが残りつつお互いの趣味の話とか、今後に向けた不安を語り合ったりして。あのときはなんでもない時間だったけど、今思えば「青春」ってかんじでキラキラしてたな。

大学を卒業して社会人になってからは、なかなか近所にミスドがない環境でしたが……結婚してからは夫が住んでた家で同居することになり。その最寄駅にミスドがあったんですね。

ミスドがある駅ってやっぱり、嬉しいもんなんだなあ。しみじみありがたさを感じつつ、ちょうど結婚したのがコロナ禍あたりだったのでステイホーム期には救われました。

近所でちょっとでもテンションが上がるような甘いものが食べたい!と思ったときに、ミスドはいつでも色とりどりのドーナツで出迎えてくれて。

この写真、2020年5月のものですがなんというか、多幸感に溢れてますよね……

そして去年また引っ越したのに伴って、「最寄りにミスドがない生活」に逆戻りしてしまったのですが。

先日、どうーしてもやってみたいことがあって数駅先のミスドまで出向き、大量のポン・デ・リングを購入してきました。

私も最近まで知らなかったんですが、こちら。

生まれてくる赤ちゃんの性別がわかったときに、いろんな形で家族や周りの人に発表する「ジェンダーリビール」なる文化が海外にはあるそうで。

ケーキを切って出てきた色で発表したり、やり方はいろいろあるそうなんですがポン・デ・リングを使うと簡単にできる!とインスタで見かけて。

ポン・デ・リングを重ねたタワーの中に、写真左のチョコがかかってるものが入ってたら男の子。ストロベリーがかかってるものが入ってたら女の子。

上でフタをしてるプレーンのものをどけて、中を覗いてもらうと正解発表ができる!という仕組み。

こういうのって見る人によっては浮かれてるとか、気持ち悪いとか思われる方もいると思うので……もし不快になられた方がいたらすみません。

個人的には「せっかくなら企画にして楽しむ」精神を大事にしてるので、その一環というかんじでやってみました。夫への発表をポップな形でできたので、よかったかなあと思います。

と、小学生の頃から35歳の今にいたるまでミスドはいつでもそこにいてくれて。

わくわくやドキドキをあたたかく支えてくれてました。……ということに、番組きっかけでやっと気づいたほどにさりげない存在で、それがまたありがたいんだろうなあと。

いつでもそこにいてくれたし、きっとこれからもいてくれるであろうミスタードーナツに感謝をこめて。

お腹の中の人にもおすそ分けする気持ちで、今日もまた一つ、いただきたいと思います。



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