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妊娠して気づいた「質問力は生きる力につながる」ということ

今週は珍しく昨日・今日と2日連続で、病院に行ってきました。

昨日は無痛分娩に向けた「麻酔学級」という講習会。今日は出産に向けた最後の診察。

どちらも、基本的には先生のお話を聞くことがメインですが……こちらが発言しないといけないタイミングももちろんあるわけで。

「何か質問ありますか?」

そう、病院に限らず授業やセミナー、面接、仕事の打ち合わせなどでも必ずある質問コーナー。

これ、事前に準備してないと結構難しいですよね。その日に聞いた話について理解したうえで、「よくぞ聞いてくれました!」的な良質な質問をする。しかも、限られた時間の中で。参加してる人数が多ければ多いほどドキドキは増すし、ハードルは高くなる気がします。

なんで質問するのって、難しいんだろう。考えてみると結構いろんな要素があることに気づきました。

1.そもそも何がわからないのか、わからないから。

2.こんなこと聞いちゃいけないのでは?と恥ずかしい気持ちがあるから。

3.今聞くことじゃないのでは?とタイミングに自信がないから。

4.どう聞けば簡潔に伝わるのか、うまく言語化できないから。

5.聞かれた側に嫌な思いや面倒な思いをさせたくないから。


でも結局こんな理由たちのせいで質問できずに帰ってくると、なんだか異様にモヤモヤするし落ち込むんですよね!妊娠してからというものの、何度このモヤモヤに悩まされたかわかりません。

もっとあれ聞くべきだったなあ、とか。
もう一歩突っ込んで聞きたかったなあ、とか。

そんなの遠慮せず聞けばいいじゃん!って思われる方も、当然いると思います。それはもうおっしゃるとおりで、私もぜひそうなりたいのですが……


それでも2月に妊娠がわかってから9ヶ月経って、自分なりに試行錯誤してきて。昨日・今日はそれなりに聞きたいことが聞けた気がします。いつのまにか、こんなところを意識してたのかなあと。


1.そもそも何がわからないのか、わからないから。
→事前に準備できる場合はイメトレして、スマホのメモ帳に書いておく。一番聞きたいことに★をつけておく。

2.こんなこと聞いちゃいけないのでは?と恥ずかしい気持ちがあるから。
→勇気を出して聞いて、「聞いてよかった」という成功体験を積み重ねる。

3.今聞くことじゃないのでは?とタイミングに自信がないから。
→「こういう質問はこの場でしていいのか?」「この場でしていいのかわからないんですけど…」と枕詞をつけてみる。

4.どう聞けば簡潔に伝わるのか、うまく言語化できないから。
→1で書いたメモを直前に見る。一番初めにどう切り出すかだけでも決めておけば、意外とするすると質問できる。

5.聞かれた側に嫌な思いや面倒な思いをさせたくないから。
→相手への迷惑の可能性と、自分が聞けなかった場合のリスクを天秤にかけて後者の方が大事だと意識する。


相手に配慮しつつも、自分の聞きたいことをしっかり聞く。このバランスがうまくいくと気持ちいいですよね。

病院で年配の方と病院スタッフの方のやりとりを見ていると、歳を重ねれば重ねるほど、このバランスがとりづらくなって若い人と噛み合わなくなっていくのかもなーとも思っていて。

整理なんてしないし心の準備もしない。変な枕詞もつけない。とにかく、聞きたいことを思いつくがままに口に出す。

そんな方法でぶつかっている方々もいて、ある意味うらやましく思ったり、これはこれで正解なのかな?なんて思ったりすることもありますが。質問を受ける側のスタンスがあまりにもドライだと、ストレートに聞くしかないときもあるでしょうし……

正解はわかりませんが、ひとまず自分は自分なりのやり方であれこれ試しながら、質問力を高めていければなーと思います。

この質問する力も含めて、妊娠・出産を乗り切るには「言語化する力」がとにかく大事だな!と日々痛感してます。不安は解消されて、生きる力が湧いてくる。

病院の先生に対しても、パートナーにも、家族にも。そもそも自分自身にも。私は何が不安なの?誰に何を伝えたいの?聞きたいの?そんなことを毎日ぐるぐると考えていて。

これさえうまくいけば、初めての妊娠・出産はもっともっとラクになるのかも!?なんてところまで思ったりしています。

来週からは出産に向けて入院予定で、いよいよ本番。引き続きこの「言語化」について考えを深めながら実践を繰り返しつつ。いつかちゃんとまとまった形で文章にしたいなあと思います。

今日も一日、お疲れさまです。

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