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午後イチの習慣を守ってくれたヒーロー

仕事中の相棒といえば、パソコンやらスマホやらいろいろあるけれど……忘れちゃいけないのが「飲み物」。

朝、いつものように出社して、真っ先にコンビニに向かって。冷たい水かお茶のペットボトルを買って、午前中はそれで乗り切るのがマイルール。

会社の食堂でお昼を済ませて……大事なのはここから。ハードな午後を乗り切るための相棒として、何を選ぶか。

もうここ何年も相棒で居続けてくれたのは、会社のカフェの「アイスカフェラテ」でした。

ほろ苦いエスプレッソにたっぷりのミルク。苦さで集中力が高まりそうなかんじもありつつ、ミルクで癒される要素もあって……カフェ店員のおばさまには顔を覚えてもらうほど、毎日毎日通い続けて。いつからか手放せない存在になってました。

突然のお別れが来たのは、今年の2月。

お腹の中に人がいる!とわかったその日から、これまで味方だった「カフェイン」が急に敵になってしまったんです。

もちろん取りすぎなければ問題ないとされてるので、コーヒーだって飲んじゃいけないわけじゃない。

それでも、特に妊娠初期の私にとってはなんだか怖い存在になってしまって。

しばらくコーヒーと距離を置こう……と決意しました。

カフェインレスコーヒーやデカフェコーヒーの存在をあらためて認識して、彼らと出会えたときには飲むのをOKにしよう!と今は思い直してますが……会社のいつものカフェには残念ながら彼らの存在はなく。

午後を乗り切るための新たな相棒を探す旅が、始まりました。

飲むヨーグルトやジュースなど、オーディションのようにあれこれ試しましたが……すぐに飲み終えてしまったり、糖分が気になったり。なかなかこれだ!という出会いがない中。

ついに出会ったのが、コンビニで一際目立つ赤いラベル。

ウィルキンソン。

そう、炭酸水です。

家では以前から炭酸水を箱買いして夫と飲んでいますが、なぜか会社では飲む機会がなく。あらためて手に取ってみると、「これじゃん……!」と。

午後を乗り切るだけの十分な量が入ってるし、多少ぬるくなっても炭酸のおかげで心なしか冷たく感じるような気がする。無糖だから罪悪感もない。

何より、ひと口目ではちょっとキツめに感じるくらいのシュワシュワっとした炭酸が自分に喝を入れてくれてる気がして。

ここから気持ちを切り替えたい!!!という午後イチにぴったりで、がんばるぞーとやる気をくれる存在になりました。

社食のあとのカフェでのアイスラテが、コンビニでのウィルキンソンになって。
意外と身近にいたヒーローのおかげで、私の午後は守られました。

数日前から産休に入って、せっかくの習慣とは少しお別れになってしまうけれど。
休み中こそ、メリハリは重要。

「午後からがんばるぞ」の目印に、またあの赤いラベルを求めて。今日もコンビニから相棒を連れて帰りたいと思います。

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