日々の日記とミミズみたいな手書き文字
突然ですが最近、手書きで文字って書いてますか?
スマホやらPCやらでどんどん機会が減っていきますよね。久しぶりにペンを手に取りつつ、超基本的な漢字が思い出せなくて結局スマホに頼り、ちょっと落ち込む。こんなことが最近は多くていかに「手で書く機会」が減ってるのかを実感します。
それでも細々と書いてるノートが2つほどあって。
一つは「かぞくごとノート」(旧ファミリーノート)。
NEXT WEEKENDさんが予約販売で出されているノートで、残念ながら一年に一度の定期販売は今年が最後だったのですが……
今の自分や家族の感情を1冊のノートに残して、未来につながるような「家族の宝物」にしていこう、というコンセプトで。
今年で使い始めて4年目になりました。といっても、中身はスカスカ。気が向いたときにだけ書いてるレベルなのですが。
最近は妊娠してからの記録をエコー写真と共につけたりしています。
もう一つは自分用の日記。こちらは村上萌さんとはあちゅうさんプロデュースの「週末野心手帳 WEEKEND WISH DIARY」を毎年買っていて。
自分の小さな野心(wish)をかなえていく、というコンセプトの手帳ですが、私は気が向いたときにほぼ日でつける日記用として使わせてもらっています。
例えスカスカで雑だったとしても、誰かに見せる機会がないものでも、手書きで何かを書き残しておくことは後になって読み返す楽しみもあっていいよなーと思いつつ。
自分の「ミミズみたいな文字」はどこまでもコンプレックスなんですよね……
グニャグニャすぎて、もはや自分でも読めないことも。(とほほ)
小学生の頃は我ながらもっときれいだったのですが。「とめ・はね・はらい」がちゃんとした、どちらかといえば達筆系の。
方向転換をしたきっかけは明確に覚えていて、当時仲良かった友人の「かわいい文字」に憧れたんですよね。
で、ワザととめ・はね・はらいをせずに、ポップに見えるような崩し方を意識したら方向性を間違えて。かなりの癖字になり、今にいたります。
でも、こんな私を超えるミミズ文字の人がいて。
父の字は、私が言うのもなんですがグニャグニャ度で言えば確実に私以上だと思います。
たまに見かける機会があっても大昔の古文みたいで、本当に読めない……
私のミミズ文字は父譲りだったのか?とも思いましたが、どうやら父がミミズ文字になったのも大人になってかららしく。
かつて新聞記者だった父にとって、速く書くことは必須のスキル。現場で取材したことを、とにかく素早く書き残す。そうやって時間と勝負してるうちに、どんどん文字が崩れていったらしいです。
これも数ヶ月前に初めて聞いた話で、35年間も娘をやってきてたのに全く知らなかったのですが。
結局、遺伝なんて関係なく、私は私で、父は父で悲しいミミズ文字になってしまったという。
それでもお互いの生き方が今の文字に表れてるんだと思えば、これはこれで大事にするのも悪くないかなと開き直り始めています。
今日、新たなノートをいただきまして。
赤ちゃんの成長の記録を1ヶ月ごとに書き入れて残す「イヤーブック」というもの。正確にはノートではなく、本ですね。
書き込むのがもったいなくなるくらい中身も絵本のように可愛くて……なんともときめき溢れるプレゼントをいただきました。
せっかくの本が、自分の読みにくい字によって埋められていくのか……と思うと少し申し訳なくなるけれど。
父とおそろいのミミズ文字も含めた「今の自分」なんだと思って。
あと数日後には、私も親になってるはずだから自分のためにも子どものためにも、恥ずかしげもなく書き残していこう。
自分の字に自信がなくても、きれいにびっしり書けなかったとしても。ひとまず手書きで書き残しておくって結構、いいものなので。これを読んでくださったあなたも、もしよければご一緒にぜひ。