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【岡山にも】令和7年度版のNew Crown1に震撼!?【影響大】
上の投稿でも現状の中学生、なかでも中学1年生の英語導入の困難について言及し、先取り学習の重要性を強調しておりました。今年も生徒と共に苦闘しております。
そのような現場の悲鳴にも似た声が届いているのか、岡山でも多くの公立中学の採用している三省堂のNew Crownが来年2025年度(令和7年度)から改訂を入れてくださるようです。ありがたや。そのことをこちらのX(twitter)のポストで知りました。
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来年から使う英語の教科書がヤバい。
今使ってる2021改訂教科書すら難しすぎるのに、さらに難しくなるとは思わなかった・・・。
これ、多くの中学生保護者がみたら「中1の2学期くらいかな?」って感じるんじゃないかな。
でも、Part1-1ですからね。
・be動詞
・一般動詞
・時の副詞(often、sometimes)
・熟語(be good at)
これらが「小学校で既に学習済みだよね?」って扱いなんですよ。
文法の詳しい説明はほとんどなく、突然リスニングとスピーキングの練習が始まる。
無理だよ。
来年から本当に大変だと思う。
今でも、学年の約4分の1が30点以下を取る状況なのに、さらに深刻な事態になると思う。
いや、そっちの方向に改訂かーい😳
さらによく見ると'l often watch soccer games on TV'とか'I sometimes read books in English'みたいに名詞の複数形、onとかinの前置詞の使い分けも入っています。これ、中1のLesson1のPart1ですからね。。
こちらの典型的な塾教材なら4月のスタート時点で少なくとも6章の名詞・代名詞の複数形くらいまでは進んでないとお話になりません。再度言いますが、これ、中1のLesson1のPart1ですからね。。
元のポストは兵庫県の塾さんのようですが、我が「教育県」岡山も公立中学はほぼNew Crown採用なので現場はこちらに合わせていかなければなりません。
岡山の私立中学校および中高一貫校はZ会のNew Treasureという教科書を採用していることも多く、
こちらは、かつては普通の公立中学との違いを際立たせるハイレベルな教材という位置付けだったものですが、いまとなってはむしろ文法の段階的な習得を意識したきわめて穏当なテキストに思えるくらいです。。
もちろん、英語の早期教育を受けてきたエリート層から見ればこれでもヌルいくらいなのは承知しているのですが、多くの田舎の公立中学生には無縁の話です。
もはや、よーし中学生から英語頑張るぞ!では間に合わなくなってきてきます。他の教科は普通についていけているのに、英語だけさっぱりわからない、英語大嫌い!、そんな生徒も少なくありません。公式に教育格差を是認されているような暗澹たる気分になります。
田舎の塾現場としては一人一人の生徒に向き合い一つ一つできることを増やしていくしかないのですが、小学生のお子さんを持つ親御さんはこの現状を把握していただき、小-中の英語の接続(断絶)に早目のケアをお願いします!