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TOEIC公式X(twitter)の奇行について

ここ数日のTOEIC公式X(twitter)のいくつかの投稿がいろいろな意味で耳目を集めています。

もっとォ…もっとォ…みんなに英語好きになってほしいいいいいいいいいいいいいい
いいいいいいいいいいいいいいいいいいい
いいいいいいいいいいいいいいいいいいマジで人生変わるのにぃぃぃぃいぃぁあああああああああiisjhaisha

一見、アカウントを乗っ取られたのかと疑われるほどの内容ですが、その後の修正がないことからどうやら公式投稿で間違いないようです。

これは「くぁwせdrftgyふじこlp」のようなネットスラングをあえて公式アカウントでやってみせたということでしょうか。よく分かりませんが。。

個人的な好悪は置いておくとして、インプレッション数の観点からは2024/10/07/現在1008万ということで、通常数万-数十万のポストからすると文字通り桁違いの「成果」をあげているとは言えるかもしれません。

といっても普段熱心にTOEICを受験している本当の支持者たちからは不評をかっている様子もかなり見受けられました。

ただ、この投稿留まらず、さらにその数日後、このような一連のポストもなされました。

今年の夏、5年付き合った彼氏と別れた。
最後の方は冷たかったし、もう愛がないことは薄々気づいていた。

「付き合ってるのに片思い」そんな状況が辛く、自ら別れを切り出した。
別れたことに後悔は全くしていないが、また新しく恋愛をするとなると少し腰が引ける。

彼への多少の未練を消す目的もあり、友人に勧められたマッチングアプリを入れた。
新しい人とデートするのなんて何年ぶりだろう。
新しい出会いに胸を弾ませつつ、待ち合わせ場所に向かった。

元々メッセージはそんなに頻繁に送るタイプではなかったが、
今日会う予定の人は丁寧に連絡もくれ、気づいたら毎日連絡を取るようになっていた。
正直、すぐ新しい人を好きになれるのか不安になっている自分もいたが、
波長もあいそうだし、次につながればとちょっぴり期待もしている。

「このまま今日会う人と付き合って、そのまま結婚までいったりしたら、、、」そんな淡い期待を抱いて待つ。

「お待たせ!」
目の前に、マッチングアプリで何度も見た写真の人がいる。
彼がジャケットを脱いだ瞬間、サッと血の気が引くのがわかった。

「すみません、人違いです」
引き止めてくる彼を置き去りにして、
私はその場を離れようとした。だって、そうするしかなかったのだ。
なぜなら彼が着ていたシャツには

"Splitting the bill is my motto, but for this date, YOU pay!"
彼は私の理想の人ではなかった。
TOEICで英語学習しててよかった。

※こちらはフィクションです。

うーん、なんというかこういう「ウケねらい」の寸劇を投稿をするにしても、もっとTOEICらしい設定とかなかったのかなあ。「恋愛」とか、おごりおごられ論争みたいな「ネガティブ」な要素は絶対に出題しないことでお馴染みなのに。

あと寸劇動画で'Splitting the bill is my motto, but for this date, YOU pay!'の訳を「割り勘命!でもデート代は君に任せた」としてますが、ちょっとニュアンス違いません?「普段は割り勘主義だけど、このデートでは、が払えよな!」という、もっとずっとクソ野郎な内容かと。。

こちらの一連の投稿は第一弾ほどはインプレッション数も稼げておらず、私の観測する限りですが不評はさらに多そうです。

しかしなぜ公式がこんな奇策に走っているのでしょう?

外注の投稿代行業者が行なっているのではという考察をされている方もおられましたが、だとしてもそうまでしてなぜインプレッションが欲しいのでしょうか?

こちらは金フレで有名なTEX加藤先生の投稿で、TOEICの受験者数がピーク時と比較すると20万人以上減少しているとの分析が紹介されています。ライバルの英検の受験者数が伸びていることを考えると由々しき事態。そういった危機感からくる焦りが原因なのでしょうか。

しかしこのような投稿を面白いと思う層が熱心な英語学習者、TOEIC受験者となってくれるものかなあ。。今後この路線にいっそう傾斜していくのか、それとも我に返って一定の節度を保った投稿にしていくのか、TOEIC公式さんの今後の動向をしばらく注視していきたいと思います!

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