分類の仕方

お久しぶりです。りおんです。


先日ジュンク堂という本屋さんの本店に行く機会がありまして、久しぶりに本を買いました。心理関係の本と小説を1冊ずつ。
まあそれはどうでも良くて、心理関係の本を漁っている時に少しひっかかる文が目に飛び込んできたのでその話を。



「優しさと愛情の違いがみんな分かるの?」



最初は優しさと愛情って違うものなのかな、なんてはぼんやり思っただけでした。しかし、本屋さんを出てから家に着くまで、いや着いてからも、その文が頭から離れませんでした。

とりあえず広辞苑で引いてみたのですが
愛情
①相手に対して向ける愛の気持。深く愛するあたたかな心。
②異性を恋い慕う感情。
優しい(優しさ)
①周囲や相手に気をつかって控え目である。
②さし向かうと恥かしくなるほど優美である。優美で風情がある。
③おだやかである。すなおである。おとなしい。
④悪い影響を及ぼさない。
⑤情深い。


というのがそれぞれの一般的に使われる意味でした。あくまで私なりの解釈ですが、先の文で持ち出されている「愛情」は①だと思います。「優しさ」は①や④、もしかしたら⑤も含まれているかもしれません。



自分が人に与える側でも与えられる側でもそれが愛情なのか優しさなのか、特に意識してはいませんでした。だからそう問いかけられても答えられない。

では意識した今、何が違うのでしょう。



自分が与えられる側になった時、どう判断すれば良いのでしょうか。“親から受ける愛情”と良く言いますが、本当に「愛情」なのでしょうか。否定的な視点から見れば、生まれてしまった子供に対する情けの気持ちがあるのではないでしょうか。それは「優しさ」に分類されると思います。相手に気を使い、悪いようにはならないように体裁を整える、そう捉えることも出来るからです。



こういうことを考え始めてから、「あなたは優しいね」と言われたときに素直にすぐには喜べなくなっている自分がいました。私はその人に対して「愛情」を与えているのか「優しさ」を与えているのか自分でも分からなかったからです。

なので私は、自分が与える側の時、「愛情」は見返りを求めず、「優しさ」は見返りを求めるものだと位置づけました。もちろん見返りは求めない「優しさ」も存在しますが、それは「優しさ」の前に「見返りを求めていない」と補足を入れる必要があるもの。
つまり、あくまで「優しさ」そのものは見返りを求めているものだという考え方です。


「愛情」と「優しさ」をどういう区切り方、捉え方をするか、身近な人に聞いてみても面白いのかな、と思います。対象で分ける方法、先天的なものか後天的なものかでとらえる方法、などなど、きっと尽きないです。それほど曖昧で複雑な「問い」なのかもしれません。



私が今回結論として出したものの場合、後付けにはなるけれど、人と接した後に自分がどういう感情を抱いているのか判断するには最適でしょう。受け取る側になった時の判断基準はいまだ自分の中で確立されてはいませんが、能動的になった時のことを結論付けられたので一つ前進かなと思います。



何事もゆっくり自分のペースで最適解を見つけたいものです。相も変わらず拙い文ですがここまで読んでくださった方ありがとうございます。ではまたどこかで、そのうち。

ばいちゃ。



【追記】今回私がこれを書くに至った本(①)と購入した心理学に関連した本(②)のリンクを貼っておくので、興味があればぜひ。

① https://www.amazon.co.jp/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%80%81%E8%99%90%E5%BE%85%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC-%E7%BE%BD%E9%A6%AC-%E5%8D%83%E6%81%B5-%E3%81%AF%E3%81%B0-%E3%81%A1%E3%81%88/dp/4893089196

② https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%82%84%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%81%A9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82-%E9%B3%A5%E7%BE%BD%E5%92%8C%E4%B9%85/dp/4904292944

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