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恋のお話

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#小説

元好きな人にまだときめく話

夜開けられた窓の隙間からこんばんは。
れいらです。
好きなひとがいました。とても背が高くて目が見えないほど前髪が長くて、柔らかく笑うひとでした。
一つ上の先輩である彼は私にとってすごく大人に見えて、彼の教室の前を移動教室で通るときは本当に息もできないほど緊張して何度も鏡を覗きました。
初めて話した時、彼は覚えていないかもしれません。
文化祭で出番が前後だった時にかけてくれた「頑張って下さい」
あの

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冬と傷

なんだか最近元カレさんのことばかり思い出します。
未練がましい人みたいですね。
好きでもないのになぜか、ふと思い出してしまう人。
馬鹿みたいに好きで好きでしょうがなくて、好きなまま別れた私たち。
彼の文面。
「多分好きじゃなかったんだと思う」
さいてい。
さいていだよ。
言わなくて、いいじゃない。
多分って、たぶんって、なんなの。
別れて、私は割とすぐに立ち直りました。
まだ止血できずに血が滲んだ

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恋に恋してかわいい女の子

こい

濃い

ころんってかわいい癖にやけに甘ったるくて離してくれない
小学生のころ、恋してる自分が好きでした。

友達と小声で話す恋バナ
席替えのたびに交わされる目配せ
隣にくっついた机

好きは、多分とても軽かった。
すぐ好きになって実ったとしても何をするわけでもなく、少女漫画みたいに手を繋ぐことすらなんだか躊躇われて。
一番上澄みで純度の高いあの頃の恋をしている頃の私はきっと一番可愛かった

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