それができればどれだけ、相手のためになるか分からないけど
こんばんは、ウィッシュノートです。前回のポエムにスキをありがとうございました。
最近のポエムは、ほぼ今日あったことの日記か、特定の誰かへのメッセージになっています。
今日はある人への助言を諦めた理由についてです。
それができればどれだけ、相手のためになるか分からないけど
どうすれば、その子を助けられるか?
少しでも心を楽にしてあげられるか?
何度も状況を確認して、
何度も言葉を書き直して、
なんとか助言をしてあげたかったけど、
目の前に並んだ「それっぽい言葉」では、
その子を助けられないだろうことが確かに分かって、
これは私には対処できない問題だと、
静かに文章を削除した。
それができればどれだけ、相手のためになるか分からないけど、
自分には手に負えない問題というものが、どうしてもある。
私にできるのはせめて、
自分に「できること」と「できないこと」を正確に見分けて、
「どうしてもできないこと」を「どうしてできないんだ!?」と自分を責めて、いたずらに苦しめないことだけだ。
過ぎた自責は「できること」まで「できない」ようにしてしまうから。
こういう言い訳じみた、ちょっとズルい方法論を
本当は、その子に教えてあげたかったんだけど、
まだ限界を知らないその子に、最初から限界を教えることはできなかった。
まだ諦めを知らないその子に、最初から諦めを教えることはできなかった。
ゴメンね。
いつかもっと大人になって、
ほとほと自分が嫌になって、
全ての可能性が閉ざされたと思えた時に、
この言葉を取りに来てください。
今はまだ光の中にいる君に、小さな灯(ともしび)を渡しても役には立たないだろうから。