痩せてガリガリ、毛がパサパサになってしまったうちの猫を回復させた話【その1】
我が家には保護猫きょうだいがいます。
ハチワレのこんぶと茶白猫のみかん。
きょうだいだけど、性格は全く違う。
豪快で物怖じしないこんぶと違い、みかんは警戒心が強くちょっとした物音にもびっくりします。
我が家の人間の子どもたちの足音がするだけで、3段ケージの天板に駆け上り安全な場所から下を見下ろします。
子どもたちは意地悪するわけではありませんが、声が大きいから苦手なんでしょう😓
ちょうど上記の記事(びびりで甘えん坊のお嬢さん、みかん)を書く少し前から、彼女の体調に変化が現れていました。
みかんの様子がおかしい
いつも食べていたフードを残すようになっていました。
今振り返ると、恐らく、フードの好き嫌いというより精神的なストレスが大きかったのでしょう。
この頃、2020年3月から新型コロナの影響で子供が通う小学校が臨時休校に入っていました。
家族4人+2匹がひとつ屋根の下に、24時間3ヶ月にわたり缶詰状態…
子どもたちは外に遊びにも行けず、本棚があった猫たち専用の部屋に入り浸っていました。
家庭内のストレスは、一番弱い部分に表れると言います。
我が家の場合、それはみかんだったのかもしれません😭
ある日、いつものようにみかんを撫でていたら感じた違和感。
(抜け毛が多い…夏毛に生え変わる季節にしても多い…)
よーく観察してみると、右前足の付け根のあたりの毛がない😭
円形脱毛症のように丸い空き地。
大きさは人間の親指の爪くらい。
全身をチェックしてみると、お尻のあたりも毛がとても薄くなっていました。
毛をかき分けなくても地肌が見える位に薄くなってしまっている…
この頃のみかんの様子をまとめるとこんな状態でした。
・食が細くなった。いつもの量を完食できない。
・ごはんの時の目の輝きがない
・痩せてきた。BCS1.5〜2。ガリガリ😢
・抜け毛が多い
・毛艶が悪い。パサパサ
・右足付け根に脱毛症状
もちろんすぐ動物病院に連れて行きました。
皮膚糸状菌症という猫カビの検査もしましたが、結果は陰性。
もし猫カビだった場合これは感染症だから、他の部位やもう1匹の猫にも感染しているはず。だけど、それは見られない。
恐らく原因は心因性…
診察台の上で私の胸にしがみつくみかんの背中は小刻みに震えていました😢
そしてその間もはらはらと抜け落ちるみかんの茶色い被毛…
こんなになるまで異変に気づけなかった自分を責めました。
現状を変えなくては
帰宅してまずやったこと。
それは「子どもたちの猫部屋への立ち入り禁止令」。
我が家には猫たち専用の部屋があり、普段はそこでごはんを食べたり寝たりしています。
家の全ての場所を自由に闊歩させてあげたいのはやまやまだけど、我が家にはこんぶという狂犬がいるのでそれはできません。
こんぶがなぜ狂犬なのかは↓この記事↓を読んでみてください。
この部屋に人間(特に子どもたち)が四六時中ずかずか入って、好き勝手するからみかんがストレスを感じているんだ😭
そっとしておいてあげよう。
猫の本能を呼び覚ます
次にやるべきこと。それはみかんの自信を取り戻すこと。
自信を取り戻すことができたら、ストレスに対抗する強さは自然と取り戻せるはず。
捕食者である猫にとって、もっとも興奮し強い喜びを感じるのは狩りです。
1日2回、1回15分程度は猫たちの狩猟本能を刺激し、満足させることはとても大事です。
狩りと言っても実際に小動物を連れてくる必要なんてありません。
猫じゃらしやレーザーポインターなどで、追いかけ捕まえる喜びを存分に味合わせればいいのです。
狩りをすることでストレス発散になるし、筋肉もつきます。
しかも良い具合にお腹が空きます😋
さあ、次に見直すべきは食事です。
健康のためのこだわり
私はペットフード販売士の資格を持っています。
愛玩動物の栄養学の勉強もしており、ペット栄養管理師の資格も持っています。
そんな私のペットフードに関する知識はこれまで幾つかをnoteに書いてきました。
フードはそれ自体に含まれる栄養成分が大切だけど、見逃しがちなポイントがもう1つあります。
それは水です。
「健康維持に必要な栄養基準を満たしているペットフード」のことを総合栄養食と呼びますが、総合栄養食は「これと新鮮な水があれば健康を維持できる栄養バランスの食事」という定義があります。
水って当たり前のように毎日摂っていますが、ペットの栄養学を勉強し始めてから、意外に知らないことが多かったと気づきました。
1日にどれ位の量のお水を飲むのが適切か知ってますか❓
人間の場合、飲み水で約1.2リットル。
では猫は❓犬は❓
不足したらどうなるの❓
↓↓↓続きは次のnoteで…↓↓↓