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ぼくたちはまた会える 運命を信じてる

今年も雪が降る 静かに降り積もる
それは偶然じゃなく 予定されてたように
ぼくたちはまた会える 運命を信じてる
君のない毎日は ただの思い出になる

KAN「雪風」より

 とはいえども、この曲がふさわしい季節より、ちょっと春が近づいてきているが。

 冬のうちにこの歌詞に絡めてKANさんのことを書こうと思っていたが、ここ最近は、私の住む寒いまちでも道端の雪が溶けつつある。

 近々、4月並みの温かい日が来るという話も聞いて、あっけなく冬が終わるような気がしている。

 KANさんの「雪風」で思い出すのは、2008年の年末に行われた、札幌のJRタワー展望室でのカウントダウンライブ。
 本当に外は雪が降っていた。
 風も吹いていたかどうかまでは覚えていないが、とにかく寒かったのは覚えている。

 その時のことは以下の記事でもお話している。

 実はこの日まで、用事があって大阪に居た。
 確か正午前くらいに出発する、新千歳空港行きの飛行機に乗るつもりだった。
 だけど、その便に乗るために大阪の空港に来た途端、欠航になったという知らせをもらった。
 とはいえども、KANさんのカウントライブに行きたいし、札幌のホテルも予約済だった。
 だから、なんとしても今日中に、札幌へ行きたい。

 急遽、同じ空港から北海道へ出発する別の飛行機を、携帯電話(当時はガラケー)から探した。
 旭川行きならあった。しかも、通常運行の予定とのこと。
 空席があって予約は可能だったが、当日予約なのでチケット代がべらぼうに高い。
 しかも、旭川空港に到着したら、そのままJR旭川駅への連絡バスに乗り、着いたら特急電車に乗り、約一時間半かけて札幌に行く必要がある。
 それでも、カウントダウンライブには十分に間に合う。
 経費度外視で、そのルートを選ぶことにした。

 その選択は功を奏し、無事、札幌に到着。
 当初、乗る予定だった新千歳行の便の払い戻し分は現金で頂いたものの、翌月のクレジットカードの請求額に戦々恐々としつつ、その日に泊まるホテルのチェックインを済ませた。
 そしてその後、無事にライブに行けたのだった。

 で、その後、この思い出をKANさんのラジオ番組に投稿した。
 読まれたかどうかは聴いてないんだけど(おい!)、番組のノベルティである「携帯ストラップ」ならぬ「携帯ストリップ」を後日、郵送で頂いた(サムネイル写真参照)。
 時代を感じさせるアイテムである。ちなみにKANさんは最後までガラケーを貫かれたとのこと。
 このストラップもといストリップと、以前に限定発売されたアルバム「何の変哲もないLove Songs」の購入特典で頂いたマウスパッド(これも時代を感じさせる)は今、よりいっそう大事な、KANさんの思い出グッズになっている。
(だから多分、両方とも袋から出したことはないと思う)

くもる窓の遠くに 雪風が泣いている
なにも急ぐことなく 巡り来るその日に
ぼくたちはまた会える 運命を信じてる
君 暮らすこの街を 包み守るように雪は降る

KAN「雪風」より

(以下、KANさんのオリジナル曲での音源が見当たらなかったので、松原健之さんがカバーされた音源と歌詞を載せています)


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