
カルチャーを醸成するイベントの仕掛けのお話(組織人事シリーズ2)
一つ目の記事では、なぜフルリモートのWiseVineが全社員の集まるConferenceを開催したのか、背景と目的について発信いたしました。
今回は、Conferenceの具体的な仕掛けや工夫したポイントについて、発信していきます。
こんな方に見て欲しい!
・WiseVineのカルチャーが知りたい方
・組織人事に興味のある方
・インナーブランディングを強化したい方
・組織のコミュニケーションを強化したい方
具体的に発信するのは、以下のコンテンツについてです。
カルチャー浸透に必要な要素
まず最初に、Conferenceの大目的を「カルチャーの浸透」としたとき、1の記事で記載した4つのカルチャーに対し足りない事を出しました。それが、
「ミッション・ビジョンの浸透」(正直、自分の言葉でミッション・ビジョンを語れない)
「(社員同士の)交流」(まだ話したことのない社員がいる)
「(ご家族や取引先などに)感謝を伝える」(毎日忙しく、改めて伝える機会がない)
でした。
この3つの小目的を達成できるよう、
まずはアイディアを出し(緑&ピンクの付箋)、グルーピングし(オレンジの付箋)、特に魅力的で、かつ実現可能性の高いと思うアイディアにハートをつけました。

そして次に、選ばれたアイディア(ピンクの付箋)を並べ、Conferenceの時間内で実現可能か、視覚的なイメージはどうか、全員で認識を合わせながら、全体の構成を詰めていきました。

〜自分ごととして捉える〜
「ミッションビジョンを自分の言葉で言い換えると?」WS
「正直、自分の言葉でミッション・ビジョンを語れない」という課題に対し、まずは会社の目指す方向を改めて理解すること、そして自分の言葉で語れるようになること、を目標にし設計しました。
流れや工夫は、以下の通りです。
社長が全員の前でミッション・ビジョンを語る
それぞれが自分の言葉で咀嚼し、語る時間を作る(グループ内で共有することで、お互いの価値観を知るきっかけにも!)
グループごとに出たアイディアを全体でシェア
個人が付箋に自分の言葉を書き、一本の木(WiseVineの木)が描かれている台紙に貼り付けていく。(木のモチーフには、一本の木のように会社や事業を育てるという意味を込めました。)

このWSを通じて、実際に出た感想はこちらです。
・他の社員が仕事をする際に大切にしている考え方を聞くことができ、改めてこの会社、このメンバーで前に進んでいきたいし進んでいけると思えた。
・同僚たちの大事にしている価値観、仕事観が見えた。
・WiseVine の目指す自治体への関わり方が知れたのでよかった。
・社内メンバー皆で頭を突き合わせて何かを議論するという機会が今まで個人的にはなかったので、会社として一つの方向へ向かおうとする姿勢が身近に感じられとても印象的だった。
〜プロダクトの体験〜
レゴを使ったWS「幸せな合意形成」(WiseVineオリジナルゲーム)
レゴを使ったWSは、1から考えたWiseVineオリジナルゲームです。(何度も試行錯誤しながら作りました。)
ここからはご家族の方々やお子様、取引先の方々も参加できる時間となります。社員にとっては「WiseVineの事業を更に身近に感じること」と、「ご家族とのコミュニケーションの場にすること」、参加されるご家族やお子様にとっても「事業を身近に感じ、理解してもらう」場になるよう設計しました。
そこで、上記の目的を達成する為に選んだ手段がレゴです。なぜレゴにしたのかは、以下の通りです。
老若男女、小学生以下の子供、誰もが参加できる企画にしたい
WiseVineのプロダクトやドメインが複雑なので、楽しんで体感しながら理解できるよう工夫したい
WiseVineの事業を、想像力豊かにとらえ、考えてほしい
手を動かしモノを作ることで、言葉では表せられない想いや考えを表現することができ、自然なコミュニケーションが発生する
更に、WSを設計するにあたり意識したことは以下の通りです。
楽しいと感じ、夢中で取り組めるストーリー、条件を設定すること
最後終わった時に、WiseVineの事業内容を"体感"できるよう仕掛けること
必ず、全員が参加・発言できるようにメンバーを振り分けること
作品について共有していくプロセスを通じ、お互いの価値観も共有できるようにすること
さて本題、ここからはレゴワークの概要とルールについてです。当日のスライドも公開しますので、是非ご覧ください。
・1チームごとにレゴの山を配る。
・"自分が実現したい幸せ"を、与えられた予算の範囲内で作る。
(一人当たり、100gまで)
・チーム内で、誰のためのどんな幸せを実現しているか共有し、チームでより多くの幸せを作る。
・決められた予算内で、最も多くの幸せを作ったチームが勝ち。


このWSを通じて、実際に出た感想はこちらです。
・普段の仕事では関わらない皆さんと一緒に、仕事とは別の事で考えを共有しあい、1つのモノを作ることができてよかった。
・共同作業を通じて、社員以外の方々とも交流持つことができた
・査定(事業内容)を実感した
〜コミュニケーションのフック〜
当日の歓談の導線
関わる方々にとって、より良い時間になるように意識し、細かいコミュニケーションの導線も設計していました。
具体的に、やったこととしては、
お越しいただく方(ご家族や取引先)の人柄やタイミングなどをイメージし、誰と会話したら楽しそうか、有意義な時間になるかを事前に想定する。
当日のコミュニケーションを設計し、必要な社員に事前に伝達する。
その他、どのコンテンツも必ず浮いている人を2人以上は作り、臨機応変な対応ができるように準備しておく。
などです。意外と抜けがちな導線ですが、とても大切部分なので、丁寧に準備をしました。
〜気持ちを伝える〜
手紙とノベルティ
Conferenceの最後には、お越しいただいたご家族やお客様にお礼のお手紙と、気持ちの品を用意しました。また手紙の一部には、パートナーに向けてだけでなく、お子様に向けたメッセージも、代表の吉本が自分自身の言葉で綴り、お渡し致しました。
その中身も、以下に公開します。


WiseVineの社員は子育て中のご家庭も多く、子育てにおいてはパートナーやご家族、様々な方の協力があってこそ仕事と両立ができます。
また、WiseVineは働く社員はもちろん、社員のご家族やパートナー、社員が日々働くにあたり支えてくださる周りの皆様も大事にできるよう、日々意識しています。
土日はしっかりとお休みをいただいたり、比較的ベンチャー企業の中では自分の裁量で労働時間をコントロールできますが、今日本の未来・世界の未来を作るために、平日の時間を費やし仕事をしており、それはもっと一緒に過ごせるかもしれない家族や子供たちとの時間を、もらっていることになります。そこに想いを馳せて、書くことにしました。
以上、特に意識したコンテンツを中心に、具体的な仕掛けを発信いたしました。
いよいよ、最後のコラムです。
次の記事では、当日の様子について画像や動画を使ってご紹介致します。最後まで、是非ご覧ください!
→次のコンテンツはこちら
Positions
⭐ 少しでも興味を持っていただけた方は下記のリンクからご応募ください!
募集要項
各ポジションの詳細は以下のリンクよりご覧ください。
【エンジニア】
・Web Application Engineer
・Backend Engineer
・Frontend Engineer
・QA Engineer
・SRE(Senior)
【オープンポジション】
・Open Position
【リードポジション】
・Function Owner(System Engineer )
・Function Owner(Domain Specialist)
・PdM
・PjM
・Project Owner
【デザイナー】
・Product Designer(Design Lead)
・UI Designer
・Product Designer
【Corporate】
・HR
・Corporate Staff
📌 まずはカジュアルに話を聞いてみたい方
カジュアル面談申し込みフォーム