塚本幹夫(メディアストラテジスト)

(株)ワイズ・メディア取締役。フラー(株)監査役。(株)エム・データ アドバイザー。NHK放送技術審議会委員。元フジテレビIT戦略担当局長。元筑波大学客員教授。監査役をしながらメディア戦略家を称する。noteでは主にテレビとインターネットについて語ります。

塚本幹夫(メディアストラテジスト)

(株)ワイズ・メディア取締役。フラー(株)監査役。(株)エム・データ アドバイザー。NHK放送技術審議会委員。元フジテレビIT戦略担当局長。元筑波大学客員教授。監査役をしながらメディア戦略家を称する。noteでは主にテレビとインターネットについて語ります。

マガジン

最近の記事

「塚本幹夫のメディア暴論」総務省公共放送ワーキンググループ第2次取りまとめ(案)に対する(株)ワイズ・メディア意見と”総務省”の考え方を”取りまとめ”てみました

2024年2月26日、総務省「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」の公共放送ワーキンググループ第2次取りまとめ(案)に対する意見募集の結果が公表されました。 例によってNHKに対しては個人の方から数多くの意見が寄せられるのですが、法人は放送局を除くとわずか3法人・団体のみ。民放連と新聞協会、それに株式会社ワイズ・メディアです。 今回は「主な意見」という区分けはなかったのですが、弊社意見にはひとつひとつ丁寧にお答えいただいております。一応返答は「ワーキンググルー

    • 総務省「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」第2次取りまとめ案に対するワイズ・メディアの意見と検討会の考え方を公表します

      本日10月12日(木)16時より総務省の「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」が開かれ、第2次取りまとめ案に対するパブコメとそれに対する検討会の見解が公表されました。 当社(株式会社ワイズ・メディア)もパブコメを提出しました。幸い2点が主な意見に取り上げられましたが、最も肝心な公共放送ワーキンググループの取りまとめ案に対する意見は、その他に埋没してしまいました。 なので9月28日に提出した当社意見をここに公表し、それに対する検討会の返答を添え、若干の感想を足し

      • ”核心突き過ぎて”主な意見に一つも採用されなかった総務省「デジタル時代における放送の将来像と制度の在り方に関するとりまとめ(案)」に対するワイズ・メディアのパブコメと検討会の返答を悔しいので自分なりにまとめてみた

        独立して6年。総務省の放送関係の検討会や研究会には技術系のものを除いて大体パブコメを送り続けて参りました。これまで複数主な意見に採用されたり、意見を取り入れてもらい修文してもらったりしたのですが、今回「デジタル時代における放送の将来像と制度の在り方に関するとりまとめ(案)」に対する弊社パブコメは、ひとつも主な意見に採用されませんでした。 悔しい! パブコメをある種のマーケティングと考えると一敗地に塗れた感は拭えません。しかも110件の意見のうち、67件が主な意見として取り

        • コーポレートガバナンスコードの観点から在京キー局ホールディングス役員人事(特に女性登用)を考察してみた

          メディアストラテジストの塚本幹夫です。普段はnoteを日記代わりにしておりますが、時々ライフワークである放送メディアについて書いたりします。 5月11日から14日にかけ、在京キー局の決算発表が相次いであり、併せて認定放送持株会社であるホールディングス(以下HD)と事業子会社であるテレビ局の役員人事が発表されました(出身地であるフジ・メディア・ホールディングスだけは、公表前に新聞辞令が先行するなど、相変わらず情報管理が緩くてドキドキしますが)*追記:フジ・メディアHDの役員人事

          ¥100

        マガジン

        • 塚本幹夫のメディア暴論
          4本
        • 50代の早期退職戦略
          0本

        記事

          高市総務相がNHKの常時同時配信について「新聞や民放がうるさいから来年度は我慢しなさい。2021年度からは何とかするから」とバーターしたように聞こえた12/26の「放送諸課題検討会」

          世間ではすでに年末の納会が始まっている中、総務省の放送諸課題検討会が何というか「ジャンジャン」な終わり方になりまして、これではM-1グランプリで決勝に残るのは難しいだろうなあと思いながらPCに向かっております。 今日の同検討会は、今後何を検討事項にするかについて、事務局から以下のような例が示されました。 1、通信・放送融合に対応した放送政策の在り方 2、公共放送の在り方(役割、三位一体改革、受信料制度) 3、災害時における放送の確保の在り方 この会がスタートした4年前とほぼ変

          高市総務相がNHKの常時同時配信について「新聞や民放がうるさいから来年度は我慢しなさい。2021年度からは何とかするから」とバーターしたように聞こえた12/26の「放送諸課題検討会」

          NHK常時同時配信に対する総務省の考え方に寄せられた2万6千件の意見の中から、主な意見に6件も採用いただいたので、参考までにワイズ・メディアの提出分を全文掲載します

          『「日本放送協会のインターネット活用業務実施基準の変更案の認可申請の取扱いに関する総務省の基本的考え方」についての日本放送協会の検討結果の回答及び意見募集結果に対する総務省の考え方』 という息継ぎしなければ読みきれないほど長いタイトルの文章が24日、総務省から公表されました。 NHKの常時同時配信の認可申請に待ったをかけた、いわゆる「総務省の考え方」に対して、NHKの返答と、一般の意見募集の結果を公表したものですが、主な意見の中にワイズ・メディアの意見が何と6件も採用されまし

          NHK常時同時配信に対する総務省の考え方に寄せられた2万6千件の意見の中から、主な意見に6件も採用いただいたので、参考までにワイズ・メディアの提出分を全文掲載します

          日本の放送や配信事業の将来がやばくね!?と思い、「NHKのインターネット業務に対する総務省の考え方」に対してパブリックコメントを提出してみた

          NHKの放送同時配信の実施を巡って総務省との間に前代未聞のバトルがありましたが、新聞も民放も当事者ですので客観的な報道は皆無に等しく、どこも放送や映像メディアの将来を見据えた議論をしていないので、総務省に提出したパブリックコメントの要旨をnoteにまとめました。今回は、真剣に放送や配信に向き合っている方々に読んでいただきたいとの思いがあり、100円の購読料を設定しております。なお同一記事をメディアコンサルタント・境治さんが発行する月額型ウェブマガジン「Media Border

          ¥100

          日本の放送や配信事業の将来がやばくね!?と思い、「NHKのインターネット業務に対する総務省の考え方」に対してパブリックコメントを提出してみた

          ¥100

          Inter BEE 2019終えて見えてきた、放送業界の「絶望と希望」

          Inter BEE 2019は素晴らしかった。コンテンツも技術も。クリエイティブもメディアも。ワクワクさせるものを見せてくれた。自分も基調講演のアテンドと2つのセッションでモデレーター。オーディエンスの反応はかなり良かった。 唯一抜けていたのが“経営”。放送業界、特に地上波キー局の経営発信が実現できなかったのが残念だ。 実はもう「放送同時配信」について、どうこういうのやめようと思う。パブコメも書かないもんね。本当にアホらしいから。 Inter BEE直前にあった

          Inter BEE 2019終えて見えてきた、放送業界の「絶望と希望」

          50代は辞め時 人生100年時代を生き抜く早期退職戦略 第1話

          57歳で35年間務めた会社を退職〜独立した自分の体験を元に、早期退職とその後の戦法を自分なりにまとめてみました。 読んでいただきたいのは50歳前後のバブル期に企業に入社され、今はポスト不足で苦しんでいる会社員の方々です。 今日は第一回。イントロ。 【だぶつくバブル入社】 かつて「50代は収穫の年代」と言われた。戦後成長期は20代で仕事を覚え、30代で前線を戦い抜き、40代で管理者として組織をまとめ、50代はそれなりのポジションに登りつめ、報酬も然るべく上がり、社会的にもリス

          ¥100

          50代は辞め時 人生100年時代を生き抜く早期退職戦略 第1話

          ¥100

          体験的 海外でiPhoneXを紛失した時にすべきこと

          先月、米でiPhoneXを紛失しました。その時の体験とSNSでのアドバイスを元に対応策をまとめました。 これは違うという点があればご指摘ください。検証の上、必要に応じて修正します。 少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。 ①まずは対策 【予防策】 •アップルケアに入っておく事 •クラウドのID/PW管理アプリに登録しておく事 •その他データは全てクラウドで管理する事 •(出来れば)iPadも持参する事。 【紛失時】 •まずは落ち着いて探す事 •身の回りや周囲を探しても見つ

          体験的 海外でiPhoneXを紛失した時にすべきこと