【0018】メディア活用その1
企業の売り上げは、顧客数×サービス価格です。
どちらかを増やすと売り上げは増えます。
保険代理業のサービスは、保険会社が開発した保険商品で、
住宅に並ぶ高価格帯商品として世間に認知されています。
とするならば、商品は元々高額なので、そこをどうやって増やすかよりも、
どうやって顧客数を増やすかを、保険代理店は日々考えて行動しているわけです。
ワイズラボもしかりです。
どうやってファンを獲得するか戦略です。
今回はその戦略の根っこににある考え方を説明します。
昭和の高度経済成長の時代はものやサービスが少なく、
新しいサービスは、新しいだけで「良さそうだ」と認知される時代だったので、
お金をかけて、新サービスを周知すればするほど販売に繋がったそうです。
しかしながら、令和の現在は、そもそもネット検索でサービスの比較検討ができるので、
一生懸命周知したところで、意味がありません。
ではどうするか?
ものがあふれ、情報があふれ、価値観が多様化する中で、
何が購入の決断機会になり得るのでしょうか?
それは「専門家のおすすめ」です。
より高度な専門家になって、おすすめするのです。
日常生活ではすでにあらゆる専門家情報を活用しているはずです。
・グルメの専門家のおすすめ店舗
・有名アーティストのおすすめアーティスト
・アパレルリーダーのおすすめコーディネイト
・オーディオマニアのおすすめAV機器
人は情報があればあるほど迷います。
そんな時、その道の専門家に背中を押されると、
今まで入手した情報で、自己正当化しはじめます。
その結果、判断の合理性や正当性が強化され、
サービス購入に至ります。
では、専門家と言われるひとの情報が、
対面する人より少なかったらどうでしょう?
偽物の専門家だったどうでしょう?
容易に想像できるのでは無いでしょうか?
今の20代、30代はネットが当たり前の世代です。
そして今後サービスの購入層は、その世代に移行していきます。
youtubeでは、その道の専門家が、
むずかしい内容を一般の人にわかりやすく説明もしてます。
以前は、教育機関に通ってやっと手に入れることができた情報が、
ネットで検索すると学習できちゃうわけです。
今後、専門家としてサービスを提供していくには、
世間一般のレベル感を数段上回る必要があります。
対面する人と同じくらいの知識レベルであれば、その人は必要ありません。
ネットで充分です。
10年後には、今の仕事の約半分が消えてなくなるという評論家もいますが、
一般の人々のリテラシーが上がることで、
専門家のニーズが変わることをキャッチできない人が消えていく。
ということだと思います。
幕末の時代に吉田松陰先生が、
本を読め!読まない人が時代のリーダにはなり得ない!
と塾生に伝えたそうですが、今の時代に直すと、
メディアをフル活用して、あらゆる知識を膨大に入手せよ!
となると思います。
もちろん時代の先を読むことも必須です。
今の専門家レベルを遥かに超えた専門家です。
そうでないと、これからの時代、商売になり得ないのではないでしょうか?
そして、高い専門家レベルを備えて、その時代に合わせていく柔軟性です。
例えば、広告の世界では、うまくネットとテレビが融合しています。
賃貸住宅情報企業のテレビコマーシャルには、youtuberが登場しています。
賃貸のメインターゲット(社会人&20代)数百万人のユーザーを抱えているyoutuberと
20代に人気の某有名テレビタレントの組み合わせは、メディア活用として、
今後、企業の広告標準モデル化していくのではないでしょうか?
今後保険代理店として、ニーズがより専門家していく中で、
我々がやることは、より多くの知識の習得とブラッシュアップ。
インプットのメディア活用と、アウトプットのメディア活用です。
インプットは本だけではなく、音声、写真、動画をフル活用すべきです。
そして、アウトプットには、メディア活用+人間にしかできないこと。
になると思います。
つまり
「学び」の工夫と、その「活用」が商売を決める世の中になると思っています。
ちょっと長くなったので続きは次回に。
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