見出し画像

【内省】復讐心かもしれない

私は何かと「はやくしないといけない」「早く完璧にならないといけない」「はやく極めないといけない」と焦ったり急いだりする。

例えば新しい仕事や業務が始まった時。
新しい趣味を始めたとき。

大人になるまではあまりその傾向を感じなかったものの、就職してからは顕著に感じるようになった。

そう思うからといって私の能力が高いわけではないので、理想と現実のギャップに心が折れることが多い。


最近は何かを急ごうとしたとき、「ゆっくりゆっくり」と心の中でつぶやくようにしている。
少しの成長を重ねていく方がいいと、考えを変えようと頑張っている。

しかし、急いでしまう原因についてはあまり考えたことがなかった。

原因についてなんとなく考えがまとまったので書いてみたいと思う。


ひとつはもちろん、「認められたい気持ち」。
何かを極めている人、もしくは何かを始めてからすぐに完璧にできる人と言うのは尊敬を集めやすい。

たぶん、自分という人間がしっかりしていて、他人と自分が違う人間であることをわかっている人は、そういうところで人と自分とを比べたりはしない。
「すごいなー。私もがんばろう」と思えるのだろう。、

だけど、私のように自分の輪郭があいまいで、「他人のすごい」=「自分のすごい」だと思っている人間は、自分の基準で成長を見ることができない。
だから、他人のようにならないといけない、と思う。

それに加えて、早く認められたい、自分が何かを成し遂げる頃にはみんな見向きもしなくなるかもしれないと不安で、とにかく早く完璧に、となってしまう。


もうひとつは、復讐心だ。

私は体が小さい。
それに、「堂々とする」ということができなかった。
そのせいで、けっこう下に見られているなと思うことが多かった。

ただの被害妄想だったかもしれないが、とりあえずは「見下される」と感じることが多かったのだ。

「そんなやつらに悔しいと思わせてやる」
こんな風に思っている。

相手が自分の視界にいる間に、それを終わらせたいのだ。


私は漠然と、「お金を稼ぐ手立てがほしい」といつも思っている。

それはもちろん、将来の不安も理由なのだけど、復讐心もゼロではない。

「私を見下した相手より死ぬほど多く稼いで、相手に負けたと思わせたい」
そう思う気持ちもなくはない。

そういうネガティブエネルギーがうまく働く人もいるとは思う。
でも、私にはうまく働いていない。

結局、怖くて何も手が付けられないのだ。


最近たくさん内省を書いて元気になったと思ってたけど、たぶんまだまだ内省が足りない。

内省とは、自己を振り返り、感情や思考について内面的に反省することだ。
つまり、内向きの思考。

「他人を悔しがらせたい」などという外向きの思考でいるかぎり、私はきっとまた焦って、ミスをして、落ち込む。

それに、復讐したい相手がいないと頑張れないなんて、悲しいじゃないか。

この内省の記録が少しでも、自分の思考を内向きにしてくれたことを願う。

いいなと思ったら応援しよう!