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【内省備忘録】将棋みたいに考える
今の世界はスピードが超重要。
ビジネスの世界だけでなく日常生活でも同じこと。
例えば、ラインの返信は既読からすぐに返信が来ないと怒られることもあるし、未読のまま放っておくのも罪悪感。
私自身も、「何事も早く/速くすべき」という「~べき思考」をいつの間にか基準にしていた。
「新しい仕事は一瞬で覚えて、すぐに業務すべてを理解するべき」
「人間関係のトラブルはすぐ解決すべき」
「自分の意見はその場で一瞬で出すべき」
「時間に余裕があっても、とにかく早く物事をを終わらせるべき」
早くできることは素晴らしいことだし、仕事であれば早めに終わらせることで得られるメリットは多いと思う。
だけど同時に、何事も早いことだけがいいことではないとも思う。
仕事も、速さばかり意識して丁寧さが欠ければミスも増える。
人間関係も、自分の意見をその場ですぐに出せないとダメだと思っていると、なんとなく未消化で終わる。
でも、意見を後出しするのは気が引ける。
私はそれでいつも仕事も人間関係もしくじっている。
速くできないことを今までコンプレックスに思っていたし、時間がかかる自分がダメだと思っていた。
でも、将棋って自分の持ち時間を十分に使ってたくさん考えるじゃないか。
それと同じで、一旦自分の中に取り込んで充分考える時間を持つことも、それが可能な状況であれば別にいいんじゃないかな。
私はいつも、苦しみから早く逃れたくて問題を早く強引にでも終わらせようとしていただけだった。
そして、問題を直視するのを避けていた。
なにか問題が目の前に広がった時、将棋盤に広がる駒のごとく、ゆっくり眺めて、途中休憩して美味しいものを食べてまた考える。
将棋みたいだと考えると、じっくりと考えてから行動することも悪いことではないと思える。
まあ、もちろん内容にはよるけども。
noteにもよく「私はせっかちだから、これからは時間をかけて物事を考えていきたい」と書いている。
たぶんこれからも似たようなことを書くと思う。
何度も同じ内容になってしまって申し訳ないのだが、それくらい自分にとっては伸ばすべき力のひとつだと感じている。
同じ癖についていろんな捉え方を思いついて実践しようと頑張っているということで、優しく見守っていただけると幸いです。