OR002「Dancing In The Street」、オールディーズリバイバル
昨日の「オールディーズ・カバー・ブーム」では、それが起きた理由を、「予兆があったブリティッシュ・インベイジョン(BI2)への反発が、オールディーズへの懐古感が求められていたのかな?」という考察を書きました。
取り上げた曲のオリジナルは、スプリームス、フォー・シーズンズのフランキー・ヴァリ、ロイ・オービソン、The Tymesでした。
まず、すべてアメリカのグループであるのがポイントだと思いました。
ある時期まで、音楽と言えばアメリカだったのです。
それを覆したのが、1964年のビートルズアメリカ上陸を機に起きた最初のブリティッシュ・インベイジョン(BI1)です。
津波のように押し寄せてきたイギリス勢にアメリカのアーチストはことごとくチャートから締め出されてしまい、対抗できたのはわずか4グループと考えられているようで、それがビーチ・ボーイズ、フォー・シーズンズ、モータウン(レーベル)、フィル・スペクター率いるフィレス(レーベル)だったようです。(諸説あり)
四天王ですね。
このうちの前述の2つのグループの曲を、BI2への防波堤としてアメリカ国民が蘇らせた… そんな妄想を掻き立たせました。
2回目のオールディーズ・リバイバルで取り上げる『Dancing In The Street』は、BI1が巻き起こった1964年に大ヒットしたモータウンのマーサ&ザ・ヴァンデラスの曲です。
僕がこの曲を浴びたのは、BI2でおきた英米音楽戦争の頂上決戦となった「LIVEAID」がおこなわれた1985年の夏にリリースされた、デビッド・ボウイとミック・ジャガー… イギリスのレジェンド… によるカバーでした。
当時はこういう知識がなかったのですが、インターネットで深掘りでき、情報を集められる今となると、なんとも印象深い構図だと感じます。
そのデビッド・ボウイとミック・ジャガー版。
◯David Bowie & Mick Jagger(1985)
ミュージックビデオをはじめて観た時は「ミック・ジャガー、はしゃいでるな〜」と思ってました😅
そこが気になって、好きにはなれなかったのですが、近年になってモータウンを勉強した時にオリジナルを何度も聴き、大好きになりました❤️
とても、カッコいい!
やはりというか、モータウンには魔法がかかっているのだろうと思います。
◯Martha and the Vandellas(1964)
マーサ&ザ・ヴァンデラスだけでなく、モータウンにとっても代表曲の一つのようです。
◯The Kinks(1965)
◯Grateful Dead(1967)
◯LITTLE RICHARD(1971)
◯The Who(1979)
◯Van Halen(1982)
今回、他のカバーも調べ・聴いてみたところ、キンクスはおとなしめであまりパッとせず、リトル・リチャードは自分の曲のように歌いこなしてるのが、とてもカッコいい♬
The Whoはまったくピンときませんでした💦
Van Halen版に感じたのは、「デイヴィッド・リー・ロスは、何歌っても、デイヴィッド・リー・ロスですね」という感想です😅
グレイトフル・デッドのストリート・ライブのニュース映像?は、当時のヒッピー文化の様子が集まってる人達から垣間見れ、興味津々でした♬
調べてみて、何世代にも愛され続けた曲だとわかりました。
※これまで音楽80s自分史では、noteのすでにあったらハッシュタグに合わせ「ブリティッシュ・インベージョン」と表記していましたが、自分で違和感があるので、今回から「ブリティッシュ・インベイジョン」にしていきます。
すでに投稿したものも、修正していく予定です。