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雪の花ーともに在りてー:吉村昭さんの小説、小泉監督の映画

かつて不治の病として恐れられた天然痘のワクチンの福井県内普及に尽力した、幕末の蘭方医・笠原良策(白翁、1809~80年)の生涯を描いた映画「雪の花 -ともに在りて-」(小泉堯史(たかし)監督)2025年1月全国公開。吉村昭さんの小説「雪の花」(新潮文庫)が原作。
 
映画「雪の花:ーともに在りてー」
江戸時代末期、死に至る伝染病として恐れられていた「天然痘」から人々を救おうとした福井藩の医師・笠原良策の奮闘ぶりを描いています。   
良策役を松坂桃李さんが演じているほか、芳根京子さんや役所広司さんら豪華俳優陣が出演しています。   
笠原良策役を松坂桃李さん、
蘭学の師・日野鼎哉(ていさい)役を役所広司さん、
良策の妻・千穂役を芳根京子さんが務める。 
死に至る伝染病として恐れられていた「天然痘」から人々を救おうとした
福井藩の医師・笠原良策。良策には無私の美しい精神を感じる。
努力を積み重ね、勇気を持ち、己を捨てて誠実に働く良策の姿は、
現在に生きる、私たちの心に強く働きかけてくれる。
笠原良策は現在の福井市深見町に生まれ、福井藩の医学校「済世館」で
漢方医学、京都などで西洋医学を学んだ。
人々を天然痘から救うため、2メートル近い積雪の中、ワクチンを命懸けで福井藩に運んだほか、ワクチンへの不安を払拭(ふっしょく)するため解説書を出版した。
R5年10月下旬から12月中旬にかけて福井県内で映画の撮影を行った。
おさごえ民家園(福井市)や養浩館(同市)、旧田村家(大野市)
、旧内山家(同市)、谷口家(越前市)などがロケ地として使われたという。今年は杉田玄白らによる解体新書出版から、250年の年でもある。


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