見出し画像

学び忘備録⑪ 給料日にやっていること

今は共働きも増えている中、父親・母親どっちがえらいって言うのはないと思う。
かく言う私も正社員の時代はあった。

しかし、出産を機に仕事を辞め、育児中心になった。
初めての出産、初めての育児。
いつ泣くかわからない。
いつおしっこやうんちがでるかもわからない。
いつ熱がでるかもわからない。
24時間常に気が張っていて、寝ていてもこどもの少しの泣き声で起きるし、授乳もして、おむつもみて、それでも寝ないならスクワットして寝かしたり、ネットや本に書いてある「こうやったら寝たよ☆」というありとあらうるやり方を試した。

出産しても主人は相変わらず仕事に行く。
朝7時に出社して、夜11時に帰ってくる。
遅いときは深夜1時だ。

主人の夕食を用意し、片付けるためにその時間まで起きておく。

どちらが大変なんだろうか。
自分の方が大変じゃないのか。
お金を稼いでくる人だけが偉いのか。
でも、土日に休みがあるじゃないか。

あるとき、夫に「すこしでいいからお小遣いが欲しい」といった。
こどもと遊んでいるときやちょっとした気分転換に少しお金があると余裕があるなと思った。
私の蓄えたお金は出産や子供の服、切迫早産の入院代などに使ってしまったのだ。
その時の夫は「子どもと遊んでいるだけなのにお金がいるの?」と言われた時の悲しみは今でも覚えている。

その後、いろいろあって毎月お小遣いはもらえることになったのだが、自由に使えるお金を持っていない自分をすごく卑下するようになった。

今の自分でもお金を稼ぐことはできないか色々やったりした。当時はやりのキラキラママ起業もやった。
そこからお礼法という、今の先生を知るきっかけにもなった。

お礼法で大事なのは感謝すること。
まずは人を大切になさい。一番身近なご主人から始めてごらんと先生に教わって給料日に私は正座して、「今月もありがとうございました」と真礼でお礼を言っている。
それを10年毎月続けている。
今では三人の子ども達も給料日には夫が生活費を渡してくれるのでみんなで正座してお礼を言っている。
どっちが偉いとかではないが、私はまず夫に私たちを養うために朝から夜中まで弱音を吐かず、新卒から同じ会社を約20年勤め続けているのが今ならすごいことだと改めて気づいたのだ。

毎月お礼をするようになったら主人も変わっていった。
「いつも、子育てありがとう」お互い感謝の言葉を伝えるようになったのだ。
子育てで大事なのは夫婦が家族がまず仲良しであり、余裕を作れるようにすることだとお礼法で気づくことができた。


いいなと思ったら応援しよう!