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出張回想録Vol.18

日出る国、日本!
日沈む国、モロッコ!

断片的な記憶しかない昨夜の失態を脳裏から消し去る為に、熱めのシャワー浴びクロワッサン2つとゴーダチーズをコーヒーで流し込み、モロッコでの代理店候補の本社に商社Mの担当者と早朝に訪問しました。

モロッコ国内有数のカーディーラーだけあって、広々としたショールームと多くのピットがある修理センターがあり、当社商品のメンテナンスも安心してお任せできそうでした。オフィスでの幹部の皆様との面談後、営業部長と共に国内の支店と市場調査に出掛けました。

本日は、カサブランカより首都ラバト方面にある5支店を営業部長と二人で訪問し途中、モロッコ国王所有のワイナリーを表敬訪問しカサブランカに戻る約6時間の行程です。

営業部長は50代半ばのベルベル・アラブ・スペインとの混血で、彫りの深い顔立ちのモロッコ人です。モロッコ人は言語学習能力に優れている人が多く、営業部長も公用語であるアラビア語、ダリシャ(アラビア語のモロッコ方言)、ベルベル語、仏、英、西を話します。もちろん私との会話は英語です。

モロッコはアラビア語で「アル・マグレブ」で“太陽の沈む地”と言い「日出る国、日本」と「日沈む国、モロッコ」との言い回しが良く使われます。などなど、移動中の営業部長愛車メルセデスベンツ450SELの車中では、お互いの国の話とかをしながら親交を深めました。

訪問した各支店とも大小の違いはありましたが何れも、日本風で言います4S(整理・整頓・清掃・清潔)が行き届いた店舗ばかりでした。メカニックの技術レベルも高く、当社商品の修理も問題なくこなしそうでした。

モロッコでワイナリー?
カサブランカに戻る途中にムハンマド国王が所有するワイナリーに伺いました。モロッコはイスラム教なので、基本お酒は飲めません。ただ観光大国なので旅行者が泊まるホテルやレストランではお酒が飲めるところがたくさんあります。
そして、国内には幾つかのワイナリーがあります。

今回、国営ワイナリーに伺うことになった経緯ですが、東京で毎年開催されますモロッコ国王陛下即位記念レセプションに招かれた時に、パーティー会場で出されていました白とロゼの中間のようなピンク色の爽やかなワインがとても美味しかったので、大使館の方にワインの産地を聞くと「これ実は、モロッコのワイナリーで作ったワインで、“グリ”と言います」と教えていただきました。モロッコでワインを作っているとは?とても意外でしたが、大使館の方に今度モロッコに仕事で行くことを告げると「ぜひ、日時が決まればご連絡下さい。そしてワイナリーにお立ち寄り下さい。」と言われました。
その場では社交辞令かと思ってましたら、後日正式にグリ1本とワイナリーの所在地が記載された招待状をいただき、今回訪問することとなりました。
もちろん、当社商品をワイナリーで売り込むことが目的です。
つづく、、、、、、、、、、、、、、、、

知ってる人は知ってる
知らない人は知らない
とても美味しいグリワイン

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