独立するということ③始動

最後に、独立・開業に向けて始動するにあたり参考まで。

・社名、所在地

当たり前だが、名前を意外と悩んだりする。これが決まらないともちろん登記手続きもできないため、早めに決めておくこと。

ちなみに、情報を提供するとネーミングしてくれる会社も存在する。予算をかけても吟味したい方はwebで調べてみると良いだろう。

法人印鑑作成

実印、銀行員、角印、ゴム印のセットはネットで簡単に作れる。ゴム印は住所、社名、代表者名がバラバラに切り離せるものがおすすめ。印鑑がないと会社設立の申請ができないため、初回の司法書士との打ち合わせまでに準備が必要。とにかく早めに作成しておいた方が良い。

司法書士

50,000円ほどの費用を考えると、自分でやるより丸投げしてお願いして現業や他の準備に専念した方が良いと思う。失礼だが、業務内容的には誰にお願いしても結果は変わらないと思う。 私の場合は税理士の友人を紹介してもらった。

定款

将来的にやりたい事業も入れておくと良い。あまり数が多すぎたり、関連性がなさすぎたりすると通らない事もある。司法書士と相談しながら決めると良い。

税理士

最初は年イチ決算のみの契約を考えていたが、僕の場合は安心料と思って後に顧問契約を結んだ。質問など、LINEで簡単にやりとりできる人が良いと思う。開業後は、郵便や電話などで税理士から多く売り込みが来る。すぐに焦って決めなくても、少し経ってから考えても良い。

補助金

国、県、市など独自の補助金制度があるので要確認。僕の場合は、市の制度で公庫の創業融資の金利に対し、10万円/年 X 3年補助が適用された。

各種証明書類

国、県、市の税務署へのの法人届出などは、ほぼ同じ様な書類の原本を何通も出さないといけない。本当に手間で面倒だった。会社の登記謄本や印鑑証明などは、まとめて複数発行しておくと良い。

会社 HP

直接HPを見て商売につながるBtoCではなくBtoB の業態なら、まずは自分で最低限の物を作ると良いと思う。そして補助金交付などのタイミングで、業者に頼んでしっかりした物を作ってはどうだろうか?僕の場合はJimdoで作った。

融資

公庫は簡単に相談にのってくれるので、まずはHPから相談依頼すると良い。創業時は借入しやすいので、迷ったら借りておくこと。

法人口座

僕の場合は、親戚の経営者の紹介で地元の信金ですぐ作る事ができた。法人口座設立は基本的にハードルが高く、通常審査を含め数週間かかる。法人口座開設までは個人口座で営業することになる。特に個人口座でも法律上・経営上問題はないが、やはり信用面で法人口座は必要なので早めに動く事。

開業費

開業にかかる物的費用はもちろん、税理士や司法書士との打ち合わせの際の飲食費なども計上できる。領収書は全て保管しておくと良い。

その他数ある書籍の中で、自分的に役に立ったものをご紹介。

社員ゼロ!会社は「1人」で経営しなさい 山本憲明

起業を考えたら必ず読む本 井上達也

ゼッタイ得する会社のつくり方 はじめ方 起業を応援する税理士の会

以上、3回にわたって「独立するということ」をテーマに執筆しました。

独立・起業を目指す方々のお役に立てば嬉しいです。

楽しく頑張りましょう!

以上


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