【雑記】中居さんとフジTVについて思う
週刊誌が報じた中居さんの9000万円示談金のニュースが、フジテレビを巻き込んでここまで大ごとになるのが、正直なところよくわからない。事実として確認できるのは「9000万円の示談金を支払った」という一点だけ。それ以外の部分は、憶測で語られているのではないか? というか、仮に報じられたことがすべて事実だったとしても、自分に関係のないことでここまで騒げる感覚が、まったくわからない。それを不思議に思っている人も少なくないはずだ。
ただ、自分の場合、この感覚が娯楽、特に小説を作るうえで、ちょっとしたハンデになっている気がしている。大衆向けのエンタメを作るには、大衆の感覚を理解し、それに寄り添うことが欠かせない。でも、中居さんとフジテレビの一件に興味が持てないという事実は、自分の感性が世間一般のそれとズレていることを示しているのだろう。そもそも、「小説を書いて世に出そう」と思うような、少しばかり特殊な自己顕示欲を持つ人間が、世間一般の大衆感覚と一致するわけがない。そして、そういう人間は、大抵の場合、自分中心のことにしか興味を持てない。他人の私生活なんかに関心を持てるわけがない。そういうことに、今さらながら気づいた。
まあ、悔しいけれど、このズレを認めざるを得ない。認めたうえで、じゃあどうするかを考えようと思う。興味が持てないものに興味を持つのは無理だ。感情の問題だから仕方ない。でも、「自分の小説をたくさんの人に読んでほしい」というモチベーションならあるはずだ。そのためには、「世間が今何に興味を持っているのか」を把握する努力くらいはできるだろう。中居さんだろうが、政治家のスキャンダルだろうが、そこに感情を動かされる必要はない。重要なのは「世間が何を面白がっているか」をキャッチすることだと思う。
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