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雑談|選挙にChatGPT使ってみた

【注意】この記事は、選挙における情報収集にChatGPTをどのように活用するかの事例を共有することを目的としており、特定の政党・個人を支持したり批判したりするものではありません。あくまでChatGPTの使い方の一例としてお読みください。


選挙のたびに感じるのが、情報収集の手間です。立候補者の政策や所属政党の方針を調べ、さらに過去の実績も確認していくと、あっという間に半日が過ぎてしまいます。

そこで、今回の第50回衆議院選挙第26回最高裁判所裁判官国民審査に関する情報収集にChatGPTを活用してみました。

今回の事例では、現役世代の保険料負担が重くなっていることをテーマに調べました。収入が増えても、社会保険料の負担が高く、手取りが増えにくいのは、現役世代なら実感していると思います。

この問題に注力している政党を調べるために、ChatGPTを使用しました。以下が、その際に使ったプロンプトです。

そもそも、ChatGPTが日本の社会保険料の問題についてどう理解しているのかを探りました。

#命令書
日本の社会保険料の問題について教えてください。

日本の社会保険料の問題は、以下のような課題が挙げられています。

1. 保険料の高負担
日本の社会保険料は年々上昇しており、給与から差し引かれる負担が大きくなっています。特に、年金保険料や健康保険料は増加傾向にあり、国民の手取り収入が減少する要因となっています。企業も従業員の社会保険料の一部を負担しているため、企業側の負担も重く、特に中小企業にとっては経営への影響が懸念されています。

2. 少子高齢化による支出増
少子高齢化の進展に伴い、年金や医療などの社会保険制度を支える若年層の人口が減少し、一方で高齢者の数が増加しています。これにより、年金や医療費の支出が増え続けており、若い世代が高齢者のための保険料負担を強いられる「世代間の不公平感」も問題視されています。

3. 制度の持続可能性の問題
社会保険制度は、現在のままでは将来的に持続が難しいとされています。保険料の引き上げや給付の抑制といった調整が続いていますが、それでも財政の安定化が見通せない状況です。特に年金については、将来的に十分な給付が受けられない可能性があり、若い世代の不安が増しています。

4. 低所得層への負担増
保険料は基本的に収入に比例して決まるものの、一定の割合で徴収されるため、低所得層ほど生活費に占める保険料負担の割合が高くなります。これにより、低所得層にとって社会保険料が生活費を圧迫する原因となり、格差の拡大が問題視されています。

5. 医療費の増加
高齢化により医療費が増加し続けているため、健康保険の負担が増えています。また、高額な医療費を抑制するための対策も十分ではなく、医療サービスの持続可能性にも影響が出る可能性があります。

改善策の議論
社会保険料の問題に対処するために、さまざまな改革案が議論されています。例えば、支出の効率化や、年金制度の見直し、さらには健康寿命を延ばすための健康管理の強化が提案されています。しかし、これらの改革には国民の理解や協力が必要であり、簡単に解決できる問題ではありません。

日本の社会保険料問題は、少子高齢化が続く中で解決が急務とされていますが、構造的な問題も多く、長期的な視点での制度改革が求められています。

ChatGPTの回答

認識は合っていそうなので、追加のプロンプトを入力して、現役世代の負担軽減に関連する政策を打ち出している政党とその政策を調べます。

#命令書
日本の社会保険料の主な問題として、「現役世代の保険料負担が重くなっている」ことがあげられます。
現役世代の負担軽減に関連する政策を打ち出している政党と、その政策を教えてください。

現役世代の社会保険料負担を軽減するための政策を打ち出している政党とその内容については、主に次のようなものがあります。

日本維新の会
日本維新の会は、現役世代の社会保険料の負担を軽減するため、医療や年金制度を抜本的に改革し、世代間の負担の公平化を図るとしています。具体的には、医療費の窓口負担割合を高齢者と現役世代で同じにする見直しや、医療費増加を抑制するための診療報酬や医薬分業制度の見直しも計画しています​。

国民民主党
国民民主党は、公費の投入を増やし、後期高齢者医療制度を見直すことで、現役世代の保険料負担を軽減することを目指しています。また、窓口負担を収入に応じて見直すことで、低所得層の負担を減らすとしています。このアプローチにより、医療費の財源バランスを調整し、現役世代の負担を軽減することを計画しています。

これらの政策は、現役世代の負担を軽減しつつ、高齢化が進む中で持続可能な社会保障制度の実現を目指すものです。それぞれの政党は医療や年金の仕組みを見直し、世代間の公平性を確保するための改革を訴えています。

ChatGPTの回答

こんな感じで、自分が気になる問題と、その問題に対する政党の政策を調べることができました。


つぎは、最高裁判所裁判官国民審査です。
ここでも、ChatGPTがどのように理解しているかを先に確認します。

#命令書
令和61027日執行の最高裁判所裁判官国民審査について教えてください。

令和6年(2024年)10月27日に、衆議院議員総選挙と同時に「最高裁判所裁判官国民審査」が実施されます。この国民審査は、日本の有権者が最高裁判所の裁判官を信任するかを審査する制度で、今回は9名の裁判官が対象です。投票用紙には各裁判官の名前が書かれており、信任しない場合は該当の裁判官の名前に「×」を記入することで意思表示ができます。何も記入しなければ信任と見なされます。国民審査は最高裁裁判官に対する唯一の罷免手段で、通常は衆議院議員選挙に合わせて行われます。

この審査制度の意図は、裁判官が国民の信頼に基づいて職務を遂行することを保証するためで、3年以内に任命された裁判官が対象になります。期日前投票や不在者投票も可能で、各地の投票所で審査公報を参照することができます。審査対象の裁判官には、各々の裁判での経歴や判断が記載されており、有権者が判断材料として使用できます。

ChatGPTの回答

ここから、各裁判官のことを調べます。

#命令書
対象となる各裁判官が誰かを教えてください。

令和6年(2024年)10月27日の最高裁判所裁判官国民審査では、次の6名の裁判官が対象となっています。

尾島 明(おじま あきら) - 令和4年7月5日任命
宮川 美津子(みやがわ みつこ) - 令和5年11月6日任命
今崎 幸彦(いまさき ゆきひこ) - 令和4年6月24日任命
平木 正洋(ひらき まさひろ) - 令和6年8月16日任命
石兼 公博(いしかね きみひろ) - 令和6年4月17日任命
中村 愼(なかむら まこと) - 令和6年9月11日任命

この審査は、最高裁判所裁判官の信任を有権者が判断するもので、信任しない場合のみ「×」を記入します。信任する場合は何も記入しません。また、期日前投票や不在者投票も可能で、詳細情報や各裁判官の経歴については審査公報や選挙管理委員会のサイトに記載されています。

ChatGPTの回答

ご親切に、投票用紙への記入方法も教えてくれました。
信任しない場合のみ「×」を記入しましょう。

続いて、この6名の裁判官の情報をもう少し深掘りします。

#命令書
この6名の裁判官の概要を知りたいです。

令和6年10月27日の最高裁判所裁判官国民審査で審査対象となる6名の裁判官について、以下の概要が確認されています。

尾島 明(おじま あきら)
2022年7月に最高裁判所判事に任命。専門は憲法分野で、性別変更の手術要件を巡る訴訟などに関与。これまでの経歴では、平等権とプライバシーの尊重を支持する立場が見られます。

宮川 美津子(みやがわ みつこ)
2023年11月に任命され、長年弁護士として活動してきた経歴を持ち、特に人権問題や家族法に関心が高い裁判官です。親権やパートナーの権利に関する案件で、柔軟な見解を示しています。

今崎 幸彦(いまさき ゆきひこ)
現職の最高裁判所長官で、2022年6月に任命。行政法や刑事法分野での経験が豊富で、国家機関に対する慎重な姿勢が特徴。重要案件においても、中立性を重視した判決が多いです。

平木 正洋(ひらき まさひろ)
2024年8月に任命。刑事司法に精通し、犯罪被害者支援に熱心で、特に被害者への補償や支援体制に積極的な意見を持っています。公平性と社会的視点を重視しています。

石兼 公博(いしかね きみひろ)
2024年4月に任命されたばかりで、外交官としての経験を持つ異色の裁判官です。国際法や人権分野に明るく、旧優生保護法による被害者救済にも関与しています。

中村 愼(なかむら まこと)
2024年9月に任命。経済事件や企業法務の知識が豊富で、ビジネス関連の法律判断に積極的に取り組む姿勢があります。経済的自由と規制のバランスに敏感な裁判官です。

このように、各裁判官はそれぞれの専門性と見解を持ちながら、国民審査に臨んでいます。裁判官に対する信任・不信任を決める際には、これらの背景や判決への姿勢が参考になるでしょう​。

ChatGPTの回答

ちょっと踏み込みます。

#命令書
この6名が裁判官であることの懸念点をそれぞれ知りたいです。

令和6年(2024年)10月27日の最高裁判所裁判官国民審査で審査対象となる6名の裁判官について、懸念される点もそれぞれ異なります。以下にそれぞれのポイントをまとめます。

尾島 明
尾島判事は、憲法問題や社会的な権利に関する事件で判断を下してきましたが、その一部には「保守的」と見られる判断が含まれており、進歩的な人権拡大に消極的とする意見もあります​。

宮川 美津子
長年弁護士として活動していた経歴を持つ宮川判事は、家族法に関する問題で柔軟な姿勢を示してきました。しかし、裁判官としての実績がまだ浅いため、判例への安定性と一貫性が懸念されています​。

今崎 幸彦
現職の最高裁判所長官として、公正な判断を重視していますが、特に国家機関に対する慎重な姿勢があるため、批判的な立場からは「行政寄り」との見方がされる場合もあります。

平木 正洋
刑事事件や被害者支援の観点で積極的な姿勢を取っている一方で、厳格な判決を下すことが多いため、加害者の更生に対する柔軟性に欠けるとの懸念が存在します。

石兼 公博
石兼判事は元外交官で、国際法や人権に強みを持ちますが、司法分野でのキャリアが浅いため、国内の法解釈や社会問題に対する判断の一貫性が未知数であると見られています。

中村 愼
中村判事は、経済やビジネスに関する法分野で専門性を発揮してきましたが、経済寄りの判断が中心になる可能性があるため、社会的弱者の権利保護についての見解に対して懸念が示されています​。

これらの裁判官に対する懸念点は、今後の判決や実績により払拭される可能性もありますが、各裁判官の経歴や判断姿勢に基づき、審査時の考慮ポイントとなります。

ChatGPTの回答

こんな感じで色々と調べることができて便利でした。
基本的に、小説の執筆をメインでChatGPTを使用しているのですが、ちょっと面倒な調べものなども、情報をまとめて提示してくれるので、自分で調べるよりも効率がいいです。

もちろん、全てが正しい情報とは限らないので裏取りは忘れずに!
最終的には自分が納得できる候補者を自分で選んでください。


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