【生涯を添い遂げるグラス】開発インタビュー#01 - ビアグラス<前編>
こんにちは、「生涯を添い遂げるグラス」のWired Beansです。日本の職人が作る製品を、独自のアフターサービス"生涯補償"によって、グラスを使うユーザーの立場に寄り添った商品【生涯を添い遂げるグラス】
今回は第1回目の投稿として、グッドデザイン賞も受賞した「暑い夏には欠かせないビアグラス」について開発インタビューを交えながら綴っていきます。
生涯を添い遂げるグラス とは
Wired Beansは、宮城県仙台市でデジタルビジネス事業を行うIT企業。
「生涯を添い遂げるグラス」「生涯を添い遂げるマグ」は、日本各地の職人が作る製品に、Wired Beans独自のデザインによる洗練されたフォルムが高次元で融合。さらに、アフターサービス「生涯補償」を付加したグラスとマグカップのブランドです。
生涯補償には、「割れることが不安で普段使いを躊躇してしまう」ことがないよう、そして「職人手づくりの製品をより身近に、末永く愛用していただきたい」という想いが込められています。
いつものビールをより味わい深く
生涯を添い遂げるグラスの中でも、特に人気が高い「ビアグラス」はシャープで滑らかな形状と迫力のサイズが特徴です。金型にガラスを吹き込む「型吹き」と呼ばれる製法で作られており、グラス底は「重量感のあるガラスだまり」を実現しつつ、反対に飲み口の部分は薄く仕上げています。
経験豊富な日本の職人だからこそ実現できる技ですね。
グラスの絶妙な重量感と洗練されたスマートな形状。背が高く、勢いよくビールが注がれることによってきめ細やかな泡立ちをつくります。
すりガラスのようにやわらかな印象になるフロスト加工を施したビアグラスは、注がれたビールの色合いをやわらかに映し出します。また、フロスト加工のグラスにビールを注ぐと、泡立ちがより一層きめ細かくなり、さらになめらかな口当たりを楽しむことができます。
光を透過しないブラックガラスを使ったビア ブラックマットは、透明のガラス原料に限られた熟練の職人しか知り得ない特別な割合で金属を配合して作られています。光沢を抑えた独特の質感は、洗練された大人のグラスと呼ぶのに相応しく、さらなる高級感を求める方に最適。
手作りでこだわりがある本物<開発インタビュー>
そんな夏には欠かせないビアグラスを手掛けた、Wired Beans 三輪寛社長に、ビアグラスのこだわりポイントや開発秘話を伺いました。
-ビアグラスを開発した経緯を教えてください。
ブランドが発足した2009年当時は、グラスを安く作れる海外の影響もあって、厳しい状況にある日本の職人も多かった。
” 本物 ”といえば ” 海外ブランド "という認識も強くて、そういったグラスは、企業の贈答用ギフトとして箱に入ったまま一生を終えてしまうことが多かったんです。
趣味でこだわりの製品を集めていたこともあって「” 本物 ”を求めている人が居るはず」と思い、自分たちがデジタルでマーケットを表現していければ職人復興というものが実現可能だと考えました。
-ビールに適したグラスのこだわりポイントはなんでしょう?
ビール自体の美味しさを表現できるデザインを目指しました。開発当時、日本ではあまり見なかった高さにこだわり、10年・20年経っても新しいと感じるデザインで、人間が受ける印象を大事にしたいと考えました。
ガラス溜まりのずっしりとした重厚なイメージと、口元の薄さでは美味しさを表現して、その全体のデザインをまとめました。
デザイナーであるGKインダストリアルデザイン朝倉氏と、特にグラスの高さにこだわりをもって話し合い、350ml缶でグラスに注ぐと泡とビールのバランスの良さを実現しました。
-三輪社長から見た「ビアグラス」のポジショニングは?
Wired Beansのスタンダード。
野球で例えるならば、ど真ん中へのストレート。
理屈ではなくて、純粋に自分が「欲しい」,「かっこいい」と感じられることが大事だと思い、このビアグラスを作りたかったんです。
お客様自身がグラスを手に取った時に「自分のモノになった」という気持ちを達成できるような、「自分のグラス」として意識できるような、飾らないグラスであって欲しいです。
新しい美味しさに気づく
生涯補償が付いていて、気兼ねなく" 本物 "と呼べるビアグラスを使ってこそ、ビール本来の美味しさを再発見できるかもしれませんね。
インタビュー後編は、ビールを美味しく飲むポイントや新しい取り組みなど、ビアグラスの”現在と未来”を解き明かします。次回をおたのしみに。
後編はこちら <7月22日公開>
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