羽田空港での強制隔離体験まとめ (2021年12月5日~8日)
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Twitterなどで体験をリアルタイムで共有してくれる方がいて、その情報がとても助かったので、米国時間12月4日(土)サンフランシスコ発、日本時間12月5日(日)羽田空港着で入国した際の私の体験も体験記として共有したいと思います。結論から言いますと、飛行機降りてからホテルの部屋に入るまでに8時間かかり、ホテルの部屋に入ったのは午前2時半でした。。。想像を上回る時間で、最後は朝が明けてしまうのでは?と、どこまで時間が掛かるのか逆に興味津々になったくらいです。
幸い私の場合は羽田空港に隣接したホテルだったので移動時間がなかったのはよかったですが、Twitterなどを見ると、空港から2時間かけて移動させられた例もあるようです(同じ日にサンフランシスコから成田に着いた人は横浜のアパホテルに入ったとのことで、飛行機を降りてから部屋に着くまで9時間かかったそうです。。。)。とにかく待たされます。お子さんがいる家族は大変そうでした。この時期、強制隔離地域から帰国する人は覚悟して臨んでください。
内容は随時アップデートしていきます。
(最終更新:12/9 2pm)(最終更新:12/8 12:30pm)
(最終更新:12/7 11pm)(最終更新:12/6 11pm)
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(最終更新:12/6 5am)
1.流れ
西海岸時間 12月4日(土)
SFO発JL1便で出発 乗客は100名程度(787-9定員の約半分=搭乗率50%)。パンデミックになってから2度日本に行っているが、過去2回とも30名程度だったので一番混んでいた。また、ほとんどが日本人というのも過去2回と違った(過去2回はアジアへの乗継客が多かった)。
日本時間 12月5日(日)
18:20 着陸
18:30 ゲート着、先に乗継客が降りる(数名)
18:45 全員降機⇒書類チェックを2回、強制隔離の人には下のような札が手首につけられる、その後アプリ登録チェック
19:10 検体提出
19:30 書類チェック⇒強制隔離組と非隔離組に分けられて別々の待機場所へ
20:30 待機場所で呼び出し始まる、約20分間隔で20人毎。非常にじれったい。
23:45 ようやく自分の番になる⇒すぐに出れるかと思ったらそうではなく、次の待機場所への移動⇒次の待機場所に行くと、そこにまた沢山の人がいてげんなり。
12月6日(月)
0:30 20人単位で呼び出され、最終書類チェック、検査結果の連絡(書類にシールが張られ、陰性の人はピンクの紙が渡され、ホテルへの移動単位で集合する)。この時点でホテル名の連絡があった。
0:50 20人単位で検疫とパスポートコントロールへ移動。こんな時間なので我々しかおらず、渋滞はない。スタッフ付き添いの下、各自荷物をピックアップ、20人単位で税関通過。税関外で再度集合させられ、一列になってバスに移動。到着階(3階)から1階へエレベーターで移動。5人一組で乗るように指示される。1階で再度集合してバスへ移動。
1:25 バス(国際興業の観光バス)に乗車。しかし、ホテルの受付が混んでいるとのアナウンスがあり、しばし待機。バスは普通の観光バスで、消毒等の特別なことはしていない。
1:30 バス発車
1:35 バス到着、しかし前のバスがまだ人を下ろしているという理由で待機
2:18 バス降車。4階のホテルロビーに移動。「厚生労働省の指導です」と言われ、エレベータには一人か一家族で乗るようにとの指示。先ほどの羽田空港のバスへの移動では5人乗れと言われたので、全く統一されていない。空港を所管する国土交通省と厚生労働省の縦割り?
2:25 ホテルロビーで一人づつ説明を受け、鍵を貰って部屋に移動。全て係員がマンツーマンでの付き添いあり。エレベーターに乗る前に弁当を手渡される。
2:30 やっと部屋に到着 (計8時間。疲労困憊とはこのこと)
2.見聞きしたこと・感想
毎度のことながら紙が多い。また空港スタッフが何度も同じチェックを繰り返す。
Web質問票という情報登録するサイトへの事前入力が義務化されているのだから、紙を併用している理由が不明。誓約書だってWeb上でできるはず。紙の受け渡しで感染リスク高まっていると思う。これも縦割りが原因か?
スタッフの人と会話したところ、待たされる理由は空港での検査キャパではなく、バスの数やホテルの受け入れ態勢などロジ周りらしい。逃げ出さないように、どこへ行くにもエスコート必須にしているので、空港でもホテルでもやたらと人がいるが、効率は極めて悪い。
オミクロン株の強制隔離対象拡大(NY州とか)と年末年始の帰省開始の週末が重なり、昨日(日本時間12月4日(土))から日を越しても受け入れが終わらない状況になったとのこと。日本政府が後に撤回した12月末までの受け入れ停止の情報で帰れなくなることを恐れた人たちが、この週末への予約をしたことで乗客数が急増したとの話もあった。
ホテルは幕張から横浜までのどこか。アパホテル(横浜、両国)が多い。
私が割り当てられたのは、ヴィラフォンテーヌ羽田空港。もともと今年8月に予定されていた開業を遅らせ、政府が一棟ごと借りている。汐留のヴィラフォンテーヌも借り上げられているとのこと。ただ、運営はホテルとは全く関係ない作業請負会社がやっており、運営の質は素人に見える。
ヴィラフォンテーヌ羽田空港は本日は400組を受け入れるとのこと。20人単位で受け入れているので、20サイクル。1サイクルに20分くらいかかっている様子なので、深夜に及ぶのは容易に想像がつく。
空港とホテルでのエレベータに乗れる人数の違いの話が象徴的だが、妙に厳しいところと、抜けているところ(例えば、バスの消毒はされていないなど)が混在していて、全体を俯瞰して見ているリーダーがおらず、個別個別のパッチワークであることがよく分かる。
現場の人たちはよく頑張っていて、とても大変そう。リーダーやマネジメントが現場に押し付けず、もっとちゃんと全体をデザインしないと。
3.隔離中の生活関連・持ち込んだらいいもの等
喫煙・飲酒禁止
家族からの差し入れ、デリバリーはOKだが、冷凍・冷蔵品はNG。引き渡し時にスタッフによる検査があり、アルコール、刃物、火器類は没収される。
食事は、朝8:30、昼12:00、夜18:00に弁当支給。味噌汁、スープ類はついてない(他の隔離場所ではついているところもあるらしい)。自分で持ち込むかデリバリーする必要あり。今後弁当の写真載せていきます。
このホテルはコインランドリーは使えるとのこと。一回500円。ただし予約制でスタッフのエスコート必要。相当混んでいる様子。
WIFIは無料。ただし速度を測ったら午前3時で120Mbpsレベルで、全員が一斉に使ったらかなり遅いのではないかと思う。多分Zoomは難しいだろうと思う。
コンセントは少ない。スマホの充電やら、PCやらを同時に使うことを考えると、コンセント分配器を持参するとよい。
更にPC画面に大きく映したいのであればHDMIケーブルを持参するのも一案(Amazonで買おうと思ったが翌日配送で隔離は3日なのでやめた)。
3日目の退去は14時~16時の間とのこと。
ヴィラフォンテーヌ羽田空港の場合、Uber Eatsでデリバリーを頼める店舗はなし。出前館は一部OK。
ネットスーパーでは、Amazon内のライフが2時間配達可能(下にある写真参照)。イトーヨーカドー、楽天西友は配達エリア外。ライフの14時~16時の配達を頼んでみた。一旦運営会社が受け取り、そのスタッフ(外囲国の方)が運んでくれた。16時には部屋に届いたので、それほど受け渡しの時差はなく便利。
4.弁当写真・入所後の流れ
到着時
1日目
朝食:白身フライ、シュウマイ、マカロニサラダ、ひじき、白米
(いきなり揚げ物が来ました。作り置きのような常温弁当です。)
昼食(資料では12時と書いてあるのに、実際には14時半になった。運営が回っていない)
夕食
2日目
朝食
昼食
夕食
今日は配膳の遅れが酷くなりました。予定では朝食は8時半と書いてありますが9時半、ランチは12時の予定が13時半、夕食は18時が18時半、といった感じです。
このホテルは1500室以上ある大型ホテルですが、人手が足りていない様子。朝出したごみが夜まで回収されず、朝頼んだ水が夜になっても配達されない、といった感じです。国の予算なので、最低限しか発注しないでしょうから、請負会社も最低限の人しか置いていないんだと思います。
そんな中、本日唯一の幸せは、昨日調達したクリームパンをおやつに頂いたことでしょうか。嗚呼、なんとささやかな!
3日目
PCR検査の検体提出
朝6時半に館内放送でこれからキットを配るとの放送があり、7時半ごろ実際に配布され、9時近くに回収された。
朝食
9時ごろに配布
昼食
退所
事前の説明では、7時に検体提出、14時から16時の間で電話連絡があり退所、という話でしたが、実際は検体回収は9時前、17時になっても連絡ないので、内線で問い合わせしてもフロントは誰も出ず、痺れを切らして廊下に顔出して、近くにいるスタッフに聞いたら、「帰っていいですよ」と言われ、「へ?いいの?」というなんとも、腰の抜けるような流れ。スタッフの方曰く、1日に350人電話するので相当時間がかかり(1人でやってる??)、回っていない、と言い訳してました。大変そうです。
出ていいと言われましたので、荷物を持ち、1階の出口で部屋の鍵と体温計を返却、「お疲れさまでした~」との言葉とともに紙のリストの上の名前を消し込んで終了。カードキーなので、キーを読み取って自動的にリストから消し込めばいいのにね。。。
バスに乗り込み、羽田空港第3ターミナルまで送られ、バスから降りたら何の指示もなく、解散となりました。
公共交通機関は乗れず、ハイヤー、レンタカー、家族のお迎え以外では帰っていけないので、私はハイヤーを予約していました。いきなり退所となったので、ハイヤーも間に合わず(もともとは15時に予約していましたが、何時になるかわからないので、ホテルを出るときに電話するという流れになってました)、20分ほど待ってハイヤーが無事到着。めでたく、自宅に戻りました。これから11日間自宅待機ですが、やはり気持ちが違いますね。
番外編
このnoteを見て頂いた日本テレビから取材依頼があり、帰宅後リモート取材を受けました。12月8日のNews Zero、12月9日のZip/すっきりなどでこの映像が使われていますね。
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