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冬の自転車促進の試み。ノルウェー意識調査の紹介。
おはようございます。
以前、ノルウェー全土に渡る調査に関する記事にてhttps://note.com/wintercycling/n/n1b4eae623018
一部分を紹介しました。
改めて意識調査の内容を細かく見ていくと、「これはわかりやすい!」と発見が多々ありました。
一般的な内容の設問はもちろんですが、その他興味深い設問がありましたのでいくつかご紹介します。
回答は、選択式と記述式の混ざったものです。
例えば、あなたがいつも通っている道路は、冬の間、どれくらい除雪されているのでしょうか?であったり、自治体で特に整備が遅れている道路/路面がありますか?など。
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このような状況でのサイクリングは難しいですか?など。
設問は写真を用いておりわかりやすく、かつ問いの主体がどこにあるのかなど、責任の所在についても問う形になっており、定量的な構えで出題されていました。
こちらの意識調査による参加者(2000人程度)の約3分の1は、道路のメンテナンスが良くなれば、もっと頻繁にサイクリングすると答えていたということです。やはり、雪や氷のある冬のコンディションは、非常に厳しいと考えられています。
冬の自転車利用の環境を確保するための良い対策として、除雪、掃き掃除、砂かけを評価するサイクリストは一致した意見である一方で、凍結防止剤に関しては、意見が分かれるところでした。凍結防止剤を撒くのは摩擦を減らすのに効果的ですが、環境(植生など)に悪影響を与え、自転車の錆や磨耗の原因になるとの事。
環境や経済のコストの両面を考えつつ、最適な除雪方法を考えていく姿勢が大事なのではないでしょうか?
意識調査から、市民の声がわかり、その声を政策に反映させる。このようなサイクルが滞ることなく進められることで冬の自転車の安全走行に繋がるのでしょう。
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