動物好きがわんぷり1話で泣いた話
普段は女児向けアニメを見ないくせに、キュアニャミーの見た目が好みすぎたので、そのうち見ようと思っていた「わんだふるぷりきゅあ!」。
気分転換にいいかな〜とワクワク軽い気持ちで観始めたはずが、動物好きなら心揺さぶられて泣いちゃうポイント満載の1話だったので、この感動が消えないうちにまとめておこうと思います。
泣きポイント1.お留守番するこむぎちゃん
早くも冒頭から泣いてしまいました。
バレー部の応援に行くいろはちゃんを、こむぎちゃんがお見送りするシーンです。
これ、飼い主が出かけると鳴いちゃうタイプの子を飼っている人ならわかりますよね〜!
こむぎちゃんの反応は全然過剰でもなんでもなくて、家族大好き犬を飼っている飼い主さんたちなら「わかる〜!」となるシーンだと思います。
こむぎちゃんが窓の外を見ると、そこには2人で楽しそうにお話しながら歩く女の子たちの姿……。
まるで「私も人間だったら、いろはと一緒にどこへでも行けるのに」と考えていそうなこむぎちゃんに、いろはちゃんママがかけたセリフにうるっと来てしまいました。
そうなんですよね、できれば飼い主だって家でお留守番なんてさせたくないけれど、ペットは連れて行けない場所のほうが多い……。
我が家ではできる限り、犬をひとりでお留守番させてなくても良いように、家族のなかで家に残る人を決めて出掛けるようにしていました。それでも犬は不安なようで、みんなが帰ってくるまで鳴いたり外を気にしてそわそわしたりしていたなあ……。
その後、夢のなかでいろはちゃんに置いていかれる夢を見るこむぎちゃんの姿に追い討ちをかけられる私……私も、友達と遊びにいくのにたくさんお留守番させてしまったなあと、仕方のないことだけれど「もっと一緒にいてあげられればよかった」と、じーんと考え込んでしまったのでした。
わかるよこむぎちゃん、ごめんね……。
でもいろはちゃんは、こむぎちゃんよりもお友達が大事だから置いていくわけじゃないんだ……決して……。
泣きポイント2.いろはちゃんを守ろうとするこむぎちゃん
セント・バーナードと男の子を守ろうとするいろはちゃん、優しくて勇敢な女の子だ……まさにプリキュアだ……と、それだけで感動するポイントなのですが、彼女を守ろうと小さな体で駆け出すこむぎちゃんがまた最高に愛おしいんですよね。
これもフィクションでもなんでもなくて、犬ってどんなに「自分のほうが小さいし、どう見ても弱っちいでしょ」という状況でも、飼い主を守るために立ち向かってくれるんですよね。そういう生き物というか。
こむぎちゃんといろはちゃんの日々が、こむぎちゃんの中を駆け巡るシーンなんて、もうそれだけで彼女たちの絆がわかる……皆まで言われなくても大事にしあっている様子がわかっちゃうんですよね……。
泣きポイント3.家族にもらった愛情で敵も絆してしまうこむぎちゃん
久しぶりのプリキュアだったからかもしれませんが、格闘と派手な必殺技で倒すのかと思いきや、全然そうじゃないことにとても驚きました。凶暴化している原因を取り払って鎮めてあげる、そんな優しい戦い方。
そう言いながらガルガルしている羊ちゃんを抱きしめてあげるこむぎちゃん。その姿を見て、いろはちゃんもこむぎちゃんとの日々を思い出します。
こむぎちゃんは、いろはちゃんと過ごす日々で、彼女にもらった愛情で羊ちゃんのことを救ってあげた……ということですよね。
少し先のお話で、こむぎちゃんは捨て犬?迷い犬?だったことがわかります。いろはちゃんに出会う前のこむぎちゃんは、傷だらけでそれこそガルガルしていました。
そこをいろはちゃんに拾われて犬飼家にやってきて、犬飼家での日々で循環し、育てた愛情をほかの動物たちにも教えようとしてあげているなんて……尊すぎます。この2人が出会えて本当に良かった。
わんぷりはガルガルだけじゃない、疲れた現代人も救ってくれる
いや〜軽い気持ちで見始めてしまったけれど、すごいお話でした……その後、ニャミーやリリアンが登場する回まで観ましたが、毎話しっかり感動させてくれるんですよね。お話づくりの丁寧さに感嘆が止まりません……もっとこう、ギャグに振り切りまくった回とかもあるのかと思っていたんですけど、全然違った……。
お子さんが楽しむのに良いのはもちろんなのですが、疲れた現代人にも大切なことを思い出させてくれるようなアニメです。いま私が観ている限りでは、悪者みたいな登場人物はただの1人もいなくて、本当に優しい世界です。
なにかアニメを観たいけど、誰かが傷付いたり、いじわるな人が出てくるのは嫌だなあと思う人にはぴったりだと思います。特に動物好きさんにはお手にとって欲しいお話です!
動物との接し方の紹介もしっかりしているので、おうちでペットを飼っていない子には最適の学習教材でもあると思いました。
最新話に追いつくのが楽しみです!
東映アニメーションさん、ありがとうございます!!
普段はnoteで「感想が欲しい作家さん向け」の記事を書いています♩