
アバンタイトル
私の通っていた大学のキャッチフレーズ(と呼ぶのが適切かはわからないが)に、こんな言葉がある。
「北に一星あり。小なれどその輝光強し」
高校2年生の頃まで、そもそも自分がその後に通うことになる大学の名前すら知らなかったのだけど、このフレーズを聞いてなんとなく(ああ、そういうのいいなあ)と感じたことは、今も記憶にある。
いろいろすったもんだとやりつつ、結果として私はその大学の学生として4年間を自由気ままに、時に成績に怯えたり安堵したり、恋に溺れて裏切られ……みたいな生活を過ごさせていただいた。卒業からもう10年近く経ってしまったが、今でも簡単に当時のことを思い返すことができるし、あの時に感じた喜怒哀楽の感情さえも、鳥肌が立ちそうなくらいに、ハッキリと思い出せる。
だからどうしても、自分が創作活動として小説作品をつくる中で、主人公をどれくらいの年齢に据えようか……と考えると、いつも大学生くらいの年齢にしてしまう。高校生時代は途中から勉強ばかりでたいした甘酸っぱい思い出がないし、小・中学校はもっと惨たらしい記憶しか思い出せない。けれども、今更「元に戻す」ボタンを連打することもできないから、数少ない美しかった部分を切り取ることくらいしか、やれることは残されていない。
あーあ、こんなことならもう少しドンパチやって生きてくればよかった……なんて思う日々が続いていたけれど、最近になってようやくその考え方に変化が生じてきた。
今のままだと、一生後ろを振り返りながら生きていくことになる。
この先、何年、何十年経っても(あのくらいの歳で、アレやっておけばよかったな)と思い続けて生きるハメになる。
それはいかがなものだろう。
やっぱり(やってみたい)と思ったことは、その気持ちが冷めないうちにやってみないと。
創作はじめた時もそうだったし。
そう思って、今回noteにも手を出してみた次第です。
ぶっちゃけずっと気にはなっていたんですけど。ただ、ずっと「なんかよっぽど伝えたいこととか、広めるべきスキルがある人がやるようなサービスなんだろうな」と勝手に思い込んでいただけです。わりとみなさん自由に使ってらっしゃるみたいなので、それならば……と。
あらためまして「西野夏葉(ニシノナツハ)」と申します。
小説投稿サイト「エブリスタ」や「monogatary.com」で、趣味として、戦闘機に乗って空にスモークで文字を書くみたいなことをやっております。
まだまだブルーインパルスには勝てませんが、読んでくださった方の心に少しでも残るような作品を書けるようになれればいいな……と思っております。
ここでは創作とは違って、キレイな言葉でまとめないで、もう少し生々しいことを書いていければいいなあ……なんて。
ただ、私は、好きなアーティストや憧れの作家さんの「普段の生活ドキュメント」とかそういうのって、あまり好きではなかったりします。嫌いではないけど。なんて言ったらうまく伝わるのかわからないのですが、その人が出ている歌番組とかは観ても、同じ人が「おしゃれイズム」とか「プロフェッショナル」とかに出ていてもあまり観る気が起きないというか。
ある意味では偶像崇拝に近いのかもしれません。
そういうわけで、これから書き連ねるであろうnoteの投稿を読んで「え、西野って普段ああいう作品書いてるのに実はこんな奴だったの……」って思いたくない方は、読まない方がいいかもしれないですね。いるかは知らんけど。
たぶんいないでしょう。だから冒頭みたいに通ってた大学がわかるようなことも書いてしまったけど、こんなこといちいちググって調べるような人はここまで読んでないと思うので。
ということで、飽きたりしなければのんびりと、田舎の農道を走る路線バスみたいなノリでやっていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
いいなと思ったら応援しよう!
