ハリスの可能性
トランプ大統領は人気だが敵も多い
トランプは依然人気で全く実績がない候補がこんなに出遅れて勝つ可能性は普通にいったら相当厳しい。しかし全くチャンスが無いわけではない。今までのトランプのやらかしてきた事がそれだ。中でも議事堂占拠は米国民に大きなショックを与えた。そのような負のイメージを引き出せば勝機があるだろう。しかしそれだけではまだまだ弱い。
分断化や差別を助長するトランプ
トランプと言えば敵を作り分断化や差別を助長した。それに疲れてうんざりしている国民も多いだろう。そこを拾って統合の象徴になる事を目指すのが勝てる戦略だろう。トランプのやり方は使い古した陳腐な戦略なのでそこを気づかせればトランプ離れを起こす事ができる。
女性、黒人、ジャマイカ系とSDGs親和性
そこへいくと何の実績もない代わりにクリーンなイメージを持てるのがハリスの強みだ。そして今時流のSDGsや持続可能性、平等や団結のイメージを作れれば大きな流れを掴めるだろう。トランプは銃撃事件で全米の団結を集結しようとしたが失敗したと言ってもいいだろう。
バイデン継続戦略で犠牲に
もう少しこれまでの実績があれば良かったが、これはバイデンが再選に意欲を示したため早々に表に出る戦略は棄却されてしまった。ハリスが一番のライバルになる事を恐れたためだ。こういう民主党の計画性の無さも責められるだろう。
アメリカの統合を象徴する存在になれるか?
分断を象徴するトランプにはこれが一番効くはずだ。まさに正の印象を与えられれば選挙戦をリードする事ができる。その為には融和と許しと受け入れの姿勢が大事になる。とにかくトランプの反対を印象付ける事が大切だ。
エスタブリッシュとの距離感
トランプが当選した当時言われたのがエリート主義への嫌悪だ。既存の政治家の政治的に正しい言説にうんざりして、自分たちの利益を優先して欲しいという声がトランプを大統領にした。この二の舞を踏んではいけない。ここが今回一番難しい所だろう。SDGsや平等、融和は綺麗ごとと切り捨てられる危険もある。現実主義に地をつけて融和を図らなくてはならない。
米国の女性大統領ってまだだったの?
クリントン女性大統領がトランプの当選によって阻まれまだ女性大統領が米国では生まれていない。もう21世紀なのに、これもハリスを援護射撃になるだろう。あまり重要な事でもないがこれは問題な事でもある。女性の社会進出は重要な議題なのにまだそこ。
21世紀を代表する大統領になれるか
まさにそれ。そういうムーブメントを起こせるかが今回の大統領選の鍵。まさにそれが起きなければ勝機はないだろう。そういう意味でも女性であることを強みにして戦うことが大切になりそう。
別に優秀である必要はない
普通の女性が大統領になれるかが問われている。エリート主義は嫌気があるので優秀であることが不利になる。別に大統領が優秀でなくても務まることを見せつけるのが米国のシステムである。トランプもそういうイメージを利用したし政治経験のない型破りな手法が支持された面もある。
トランプは時代遅れ
というイメージを植え付けることが大事。トランプのやり方はもう使い古した擦り切れたテープだ。21世紀の政治に相応しくない。米国を融和し総合して初の女性大統領として優しい政治を実現してみたいだろう。少なくてもイメージはそういう面を持たなければならない。もうトランプはうんざりだ。4年前に戻るだけだろう、そういう雰囲気に持っていければハリスに勝ち目が出てくるだろう。
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