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ベルギーGP展望

7/28今週末のレースはどうなるか?益々白熱するトップ争いはどうなるのか、興味深いレースの行方を予想してみよう。

スパ・フランコルシャンサーキットは起伏に富んだ高速コースである。長いストレートもあるのでDRSの効果が高いレッドブルもチャンスがある。事実2022年は14位からの追い上げで見事逆転優勝した実績がある。今年はそんな実力差はないので、どうなるか予測困難なのだ。

今回も勿論、ハンガリーでワン・ツーを決めたマクラレーンが最有力候補だ。もはや今のマクラレーンには死角が無いようにも見える。先程も言ったように唯一DRSで一日の長があるレッドブル。そこでトップを奪われるかが焦点となりそう。

また最近2連勝したメルセデスも期待出来そう。しなるウイングが効果を発揮するのか。このレースからFIAからフロントウイングの映像分析が始まるらしい。また高速でのバウンシングを解決したというフェラーリも真価が問われるだろう。まだ妥協が必要とするハンガリーでのルクレールのコメントからもフェラーリは車高を上げている可能性が示唆される。どこまで車高が下げられるかで勝負が決まる

このレッドブル、マクラレーン、メルセデス、フェラーリの4強はどこが勝ってもおかしくない。
またそれ以外の6弱はどこも同じレベルでどこが最下位になってもおかしくない。それ程激しく安定してない。差は余りにも小さくスパは長いコースなのでタイム差も大きくなるが、それでも今年は全車が2秒以内に収まってしまうかもしれない。

今週末スパの天気は金50%、土80% 、日20%と予選は雨、決勝はドライと予想される。雨含みだとまたメルセデスが予選を制してしまうのか?マックスが王者の貫禄を見せるのか?また雨だとペレス心配だ。相当追い詰められているから雨のコースで無理してマシンを壊さなければ良いですが。ここでやらかすともうカムバックは難しくなるだろう。

レッドブルはマックスを満足させるマシンを用意出来るのか?キャノンと呼ばれるエンジンカバーを止めたのはハンガリー対策の様でベルギーでは復活するようだ。兎に角マクラーレンのプレッシャーが強いのでバランスを崩しそう。

マクラーレンは低中高速コーナーどこでも速く唯一直線のDRS効率で負けている。マックスにDRSを使わせない1秒以上のタイム差を付ければレースを支配出来るだろう。

メルセデスは平坦なコースでは強さを発揮するが高低差が大きいベルギーのコースで今年の車がどうなるか未知数も多い。

フェラーリは高速でのバウンシングの改善が全て、これが完全に攻略されれば速さを発揮するだろう。ベルギーでこれが出ちゃうと流石に厳しい

RBは復調してるが、まだ守りの戦略でトップから1秒以上離される。ここが激戦区で10位から18位まで0.5秒位しかない時もある。

アストンマーティンはすっかり調子が戻らず中団に埋もれてしまった。ハースも上向きだったが前戦では期待はずれに、ザウバーもウイリアムズも同じだ。

一時的に浮上したアルピーヌも前戦は散々な結果に終わった。部品交換でのピットスタートなどもあったが、色々チームがガタガタしてるのでどこまで挽回出来るのか。

で、優勝はどこなのか?やはり勢いがあるマクラレーンだろう。前戦勝ちを譲ったノリスがやってくれそう。しかしノリスはスタートが弱み。いつも後ろを牽制し過ぎて3番手にやられるパターンを繰り返している。そこを克服しないと勝てない

勿論対抗はマックス、DRSを使って追い抜けば優勝は見えるはず。後半タイヤを持たせればいいが、ここがまたマクラレーンとのせめぎ合いになりそう。

メルセデスも速そうで、ここベルギーでも今年の車が機能するかが問われるだろう。フェラーリもバウンシングが出なければチャンスあり。

乞うご期待なのである。

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