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分析良質 村松さんnoteまとめ





『私は、ヘミングウエイの「Gradually, then suddenly(徐々に、そして突然に)」という言葉が好きだ。これは人が無一文になっていく状況を示した言葉だが、市場でも色々なこと、特にリスク関連については、「徐々に、そして突然に」が起こるのを何度も見てきた。リスク管理の名言だと思う。』

ヘミングウェイの一節「Gradually, then suddenly(徐々に、そして突然に)の前後のイスラエルのレッドラインの箇所になかでも注目。


リスクフリーレートのリスク

米国の短期国債6カ月物が5%を超えてきた。普通に考えると世界1の大国である米国の6カ月物国債は、ほぼリスクフリー。流石に6カ月間で米国が破綻国家になることは想定できない。そのリスクフリーな短期国債に投資するだけで5%のリターンが得られる世界になると何が起こるのか? 5%を超えてくると、歴史的には新興国で通貨危機が何度も発生している。新興国から資金が引き上げられ、米国短期国債に向かうことで、新興国の通貨安が急速に進行してきたのだ。これが、リスクフリーレートのリスクである。もちろん、過去の教訓で新興国の債務状況は以前よりも強固になっていたり、外貨準備としてのドルを蓄えているなど、状況は異なるものの、脆弱な新興国の通貨危機が波及するリスクには十分注意する必要があるだろう。過去の教訓は忘れるべきではない。



今週はシリコン・バレー銀行の破綻も
冷静な分析で個別金融機関の問題であ金融業界全体の問題ではない点を語ってあった。
市場は行き過ぎるもの。チャンスが来ないか期待しつつクールに行きたい。



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