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林業会社から地元へカムバック。地域で働くという選択肢を増やす。

めちゃ久しぶりにnoteを書こうとして、謎に緊張している。これはたぶん、「うまく書けるかな?」という無意識的な圧力が働いてからだろう。元々それほど文章がうまいわけでもないから、そんなこと考える必要もないのに。

そんな感情を抱えつつ、とりあえず2024年に起きた大きな転機、地元へ転職と、これからやっていきたいことをまとめていこうと思う。

元々考えていなかった地元での仕事

2024年は林業ベンチャーである"東京チェンソーズ"から、地元でまちづくりを行う"きら星"への転職が一番大きな出来事だった。僕のことを知っている多くの方に驚かれたが、正直言って自分でも結構驚いている。

林業の仕事はとても楽しかったが、まあ色々と思うこともあり年始くらいから少しずつ気持ちが離れていったのが正直なところ。森のことが相変わらず好きであるにも関わらず、中々継続して働くとは難しいもんだなー、と感じた1年でもあった。

そんな中、3年ほど前から声を掛け続けてくれている"きら星"代表の伊藤にまた声をかけられた。「まだ新しい仕事を始めたばかりだから」と言って、何度も断っていたが、いつまでも誘ってくれる。ものすごい諦めの悪さというか、継続して誘い続ける姿勢はただただすごいとしか言いようがない。そして、そんな風にアプローチを受け続けることを個人的にも嬉く思っていたし、何かあれば一緒のプロジェクトなどをやってみたいとも思うようになっていた。

今回は色んなタイミングが重なった結果でもあるが、8月末には地元の新潟県越後湯沢町に戻ることを決めたのだった。

衰退を感じていた地元と、愛する自然

地元に帰ると何人かに言われた「こんなところに帰ってきてどうすんだ?」という言葉。もちろん移住者ではなく、地元に残っている方から言われたのだが、このエリアについて心底魅力的だと思っていないから出てくる言葉なんだと思う。

同級生の家族が経営していた店が閉店してしまったり、近所の高齢者の方が亡くなり空き家になったり。確かに、僕自身も越後湯沢が少しずつ衰退していることを感じてはいた。だけど、地元にある自然は本当にずっと好きだった。多くの広葉樹が繁る森、雪、そして山々を活用したスキー場。春先には豊富な雪解け水が田んぼに流れ、秋には美味しいお米へと変わる。夏場は川で魚を取ったり、冬には雪でかまくらを作ったり、これまでたくさん自然の中で遊んできた。

少なくとも関東に住んでいる時、ここまで豊富な自然を身近に感じたことはなかったし、今は久しぶりに地元に帰ってきて改めてその素晴らしさを体感している。秋に帰ってきたおかけで、紅葉を見るところからスタートし、11月の末からは雪も降りはじめ、山々のコントラストも楽しむことができた。こういった風景がすぐに見れるのが、やはり地方の魅力の一つだと思う。わざわざ出かけて見に行く"ハレの日のもの"というよりは、生活の一部になっていく感覚。雄大な自然も"ケの日のもの"。

雪と紅葉のコントラストが美しい大源太湖

まあ今年に関しては、12月からいきなりの大雪となり少しだけハードモードではあるのだが、それも帰ってきた歓迎の印として受け取っておこう笑

そんな魅力的な自然がありながら、なぜ今まで帰ることができなかったのか?というと、やはり仕事の問題なんだと思う。自分のやりたい仕事があるのか?希望している給与がもらえるのか?地元が好きなのに帰ってこれない理由の多くはここにある。

見えていないだけで、地域に存在する選択肢

帰ってこなかった自分が言うのもなんだが、地方には見えていないだけで多くの選択肢が存在する。それこそ、名の知れた会社が普通に求人に困っていたり、仕事内容はめちゃ面白いのに皆んなに知ってもらう機会が少ないため、人が取れない会社があったり。

何かを始めるとしても、地方の方が有利なことだってある。今、越後湯沢では新規での歯医者の予約が中々取れないようなのだが、職業によっては1万人前後の人口に対して、仕事を独占できるような状態になるかも知れない。

ぶっちゃけマーケティングなんていう概念が必要ない可能性すらあって、競合が少ない領域はあれば仕事が舞い込んでくる状態にもなりうる。ただ、地域で困っている人たちがいても、中々そういった情報は届いていないのが現状なのだろう。だから新しい歯医者も簡単には出てこない。

地域の情報を見える化し、選択肢を提供。住んでいる地域を愛せる場所へ。

このようになる原因はいくつかあると思うが、大きな要因としては、情報の見える化ができていないことに起因するものだと思う。地域での困りごとと、都会にいて(地方でもいいが)やりたいと思うことを持っている人のマッチングができていない。地域が持つ選択肢を、情報としてまとめて提供ができていない。

地域全体のグランドデザインがあり、その地域で何かをやりたい!と思ってもらえるようにすることももちろん重要だし、絶対にやるべきことではあるけれど、実はもっと物理的に足りない部分もたくさんあるのだ。

だからこそ、きら星では自分たちが地域の情報を届ける主体となって、地域で過ごし、働くという選択肢を増やしていきたい。都会で仕事をしていて悩みを抱えている方も多くいると思うが、転職して地域に来るだけで軽くなることもあるし、悩んでいるなら一度移住体験をしてみる手もある。家族がいれば腰が重たいこともあるだろうけど、ずっと悩んで頭を抱えているならその状態こそ改善すべきことだろう。

スローライフを提唱するわけでは全くないのだが、人間関係がよほど悪くならない限りは地方での生活は、都会のものよりもずっと気が楽だと思う。通勤にかかる時間も少なく、仕事で感じる無駄な心労はかなり減るんじゃなかろうか。いや、まあ僕に限ったことなのかも知れないが。。

僕も地元に戻り、きら星に入り、まだまだ働けている状態と言えないが、これからは新潟や越後湯沢に来てみたい、働いてみたいと思ってもらえるように、選択肢を提示していきたい。簡単なことではないですが、ずっと離れていてしまった地元に対する恩返し的な形で、少しでも越後湯沢がより活気あふれる町になっていくよう、楽しい仲間を増やし、自分自身も手を動かしていければ。

そして何より、地域に住んでいる人たちが自信を持って、自分のいる地域のこの部分がおすすめだよ!!俺めっちゃこの場所好きだよ!と語れるような場所にしていきたい。今は本気でそう思うし、そんなことが実現できるようにこれから頑張っていきたい。

中々お会いできていない方々も、また新潟に立ち寄ることあれば、是非きら星BASEにお立ち寄りください!とりあえず元気にしているので、お待ちしています!!

きら星BASE内で働く私

きら星では現在仲間を募集しています!

実は我々も実際困っている最中で、絶賛メンバー募集中です。

1つ目は長岡拠点の立ち上げメンバー。基本的には1人で立ち回ることも多くなり、チームでというよりは自分主体でガンガン動いて地域の方々と手を組んでもらえる人。もちろん他メンバーからのサポートもありますが、ある程度は1人で行動できるよ!という方に来てもらいたい。

2つ目は三条エリアの追加メンバー。こちらはフロントマン2名が既にいる状態ではあるので、業務サポートを主体的に行いつつ、自分でもフロントに立つことを厭わない方。工場の祭典なども行われている場所で、既に色んな企業さんとの連携も出来上がりつつあるので、すんなり業務についてもらえると思います。気をつけた方が良い点は、飯がうますぎて太ること笑

2024年にはVMVの改訂含め、チームメンバーの気持ちが改めて一つになった年。おそらくこれからより強くなっていくきら星で働くことは、きっと個人としての成長にも、楽しい生活にもつながることでしょう。

まずは話を聞いて見たいという方いたら、気軽に声をかけてもらいたいと思います。本当にご連絡お待ちしてますので、よろしくお願いします!

https://eminent-calculator-b61.notion.site/15ee49fba472806ba1efe37d0f211168?pvs=4

さてさて、これでようやく年末の一本を書き終えたわけだが、やはり取り留めもない感じになってしまった。書く練習はまたこれから積む必要があるが、書くことによって2024年と今後について、自分の気持ちなどの棚卸しができました。もう完全に年の瀬ですが、皆様良いお年を。そして来年はさらに良い年になりますように。

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