【悲報】母に名前を忘れられました
8月12日〜15日まで、鹿児島に帰省してました。
正月以来の鹿児島でしたが、母は会う度に少しずつ子供に戻っていっているように感じます。
喜怒哀楽の感情がとてもストレートで、
楽しい時はとても笑うし、
怒る時は激しく怒ります。
可愛いもの好きが加速し、
居間にはぬいぐるみや造花が大量に、、。
動く猫のぬいぐるみを「見てみて!可愛いでしょー!!」と自慢する姿は時折少女のように見えます。
そして再会して早々
私の名前が出てこなくて叔母さんの名前で呼ばれました(!!)
案外ショックではなく、「おおまじか」「名前忘れるの早いよ!!」とちょっと笑ってしまいました。
「彩乃やで!!」と言ってちゃんと思い出して(覚えて?)もらいましたが、
前はずっと「あやちゃん」と呼ばれてたのに「あやのちゃん」と呼ばれるのでなんかこしょばゆい。。
母は脳梗塞で片麻痺になってから、言語野にも少し障害が残り、言葉が出てきにくくなりました。
大好きだった社交ダンスを踊ることが出来なくなり、毎日映画やドラマをベッドの上で見て時間をやり過ごしています。
土日は父に連れられて近くのイオンにお出かけすることもあるのですが、
元来アクティブだった母からすると体を動かせないことがものすごくストレスのようです。
「右(半身)が動かないし歩けないからなんにも出来ないの」
と母は言います。
「体が動かなくても今は自分の分身を使って色んなことが出来るよ」
そう母に伝えたいけれど、
私がそれを伝えても「動ける人」からの「こんな風に動いて色んなことしてる人もいるんだからあなたも頑張れ」という無責任な押し付けにしかならないのではないかと思うと何も言えない、、。
私に出来るのは母がなにかを「やりたい」と言った時に「それならこういう方法があるよ!」とすぐに言えるように沢山情報を集めて準備しておくこと。
そのサインを見逃さないように毎日連絡をとること。
そんなことくらいなのかなぁと。。
母にオリィさんの特集番組をみて欲しいな。
どんな風に思うのかな。
NNNドキュメント
2018年8月19日(日) 24:55
ロボット開発者・吉藤オリィが生み出した不思議なロボット「オリヒメ」。
人と人とをつなぐ"分身ロボット"だ。
病気で学校に行けない孤独な子どもがベッドの上からオリヒメを使い
授業を受けたり友達と話したりできる。
吉藤はさらに自由に動き回れる「新型オリヒメ」を作り始めた。
それは病気で寝たきり生活を送る親友の願いに応えるため。
その願いとは『いつか自由に動いて働きたい』密着2年、孤独の解消に挑む男を追った。http://www.ntv.co.jp/document/
語り/本郷奏多
制作/日本テレビ
放送枠/30分
▼メモ
①言葉が出てこなくなった人に「あなたが思い出そうとしてるのはこの言葉ではないですか?」と候補を出せるようなシステムってどうやったらつくれるのだろう?
↓
人間は不思議と「これをいいたいのかな?」と文脈やキーワードから当てることができるけれどそれをAIにさせることは可能なんだろうか。。
②商品のパッケージは両手が使える前提でつくられてるものが多い(例:ペットボトル、缶、紙パック、カップ麺などなど)から、片手だけで開けたり閉めたりできるものが増えると嬉しい。。
③片手だけで使えるスマホやタブレットは本当に神。。と改めて感じる。片手しか使えない母は固定電話も自分では掛けられない。スマホならワンタッチでスピーカー通話に切り替えられる!神!
色んなことを考え・感じた3日間でした。