8年越しの、、、
大阪の自宅より、、。
今日は仕事の後に、レイトショーで「8年越しの花嫁」を見てきました。
正直、こんなに泣くとは思いませんでした。
1年分の涙を使い果たしたのではないかというくらい泣きました。
泣きすぎで目の奥が痛い。。
私以外の人もみんな泣いていて、映画が終わった後の女子トイレではマスカラがドロドロに取れてパンダ目になってる人が化粧直しに必死でした。
今回この映画を見て感じたのが、
・「今この瞬間」を大切にすることが大事
・愛することができることの幸せ
です。
主人公のヒサシさんは「待っていた」のではない
この映画は、病気で意識を失った婚約者のマイさんを、主人公のヒサシさんが8年間待ち続けて結婚する、という実話を元にしたラブストーリーです。
この映画のキャッチコピーは
「意識の戻らない恋人を、あなたは何年待てますか」
映画を見る前は「何年やろか、、。想像がつかん、、。」と思っていたのですが(そもそも待つ相手がいないし)
映画を見た後では「『何年待てるか』というのはめちゃくちゃ愚問なのでは?」と思いました。
ヒサシさんにとっては、「待っていた」のではなく、ただ一緒にいたくて「一緒にいた」ら気付いたら8年になっていただけなんだなと。
世の中のカップルや夫婦も「一緒にいたい」と思って一緒にいる毎日が続いて行った結果として記念日を迎えているのとなんら変わらない。
恋愛に限らず、仕事でも趣味でも、「続ける」のが大切と言われるけど、「続いた」というのは結果論であって、毎日その時々を楽しむことに集中することで、自然と継続していくものなんだろうな。
「今」を精一杯生きれば、結果は後からついてくるし、目標も後からついてくる、、。
逆に目標にとらわれすぎて「今」を楽しめなくなってしまうと、目標を達成する前にギブアップしてしまうものなのかも。
ヒサシさんがマイさんとの毎日を楽しめずに「結婚すること」にばかりとらわれていたら結婚に至らなかったかもしれません。
愛されるよりも愛したいまじで
KinKi Kidsの曲にもありましたが、やはり誰かを「愛せる」というのはとても幸せなことだなぁと思いました。
自分のことを命をかえて守ってくれる人がいないことには諦めがつくけれど、自分の命をかえてでも守りたいと思える人が1人もいない人生というのはあまりに寂しすぎて耐えられない気がします。
相手が自分を愛してくれるかどうかとかそういうことは抜きにして、愛する人がいるというのは、それだけでとても素敵なことですね。
幸せはいつも0から1までの「間」にある
「好きな人に好きになってもらえたら幸せになれる」
「夢を叶えられたら幸せになれる」
と思いがちですが、
好きな人がいるだけで、
夢があるだけでまず幸せだし
好きな人を想っている時間
夢のためにがんばる時間
自体が幸せなんだと思います。
何も望んでいない状態が0
何かを手に入れることができた状態が1だとして
幸せはいつも0から1までの「間」にしかないんじゃないかと。
で、1にたどり着くと0に戻る。
それを繰り返していくのが人生なのかもしれません。
とは言ってもまだ29年しか生きてないので、また考えが変わる日がくるのかもしれませんが。
そんなことを考えた金曜の夜でした。