シェア
さくら怜音
2019年10月22日 17:59
もうすぐさようなら。その宣告代わりの入院連絡を受けた時は桜の蕾が膨みかけていた頃。2歳の娘と0歳の息子を連れて遊園地に来ていた三月末日のことでした。「子どもを預けてでも母さんの介護に来て。午後の途中まででいい。託児所にかかる料金は俺が払う」と言って、父がヘルプの電話をかけてきた時、これはもう終わりなんだと察知しました。そこから怒涛の三週間。毎朝2つのチャイルドシートに子どもを乗せ、スナック