わが家のなんちゃってオフグリッドシステム1年間使ってみて。
2021年になりました。
昨年後半は中々更新できなかったので、今年は定期的に更新していこうと思っております。
今年もよろしくお願いいたします!
さて、今日のテーマは1年間なんちゃってオフグリッドシステムをわが家で使ってみてどうだったかを振り返る第一弾!
※なぜ第一弾かというと、細かいデータをまとめ切れていないから!
ざっくりしたところを振り返ろうかと!
わが家は2系統の蓄電システムを使用しています!
(わが家のシステムについてはこちらを参照ください。▶︎ https://note.com/wingman283/n/nd959de72e49e)
上記画像は2つのシステムの管理画面です。
もろもろ準備期間があって、設置した時期が数ヶ月ズレてますが、実際に家庭の電源として使えるように接続し、正式稼働したのは一昨年の12月末なので、約1年が経ちました。
これまでのトータルの発電量をみてみると。
①リチウムイオンの蓄電システムは、535日で、1,753,143kWh。
②ディープサイクルバッテリーの蓄電システムは、418日で、2,717,778kWh。
日に慣らすと、①約3.3kWh ②約6.5kWh
合計で約9.8kWhとなりました。
ちゃんと稼働していない期間も含まれておりますが、発電した電気全てを使うわけではないので、相殺ということで考えます。
電力1kWhあたりのCO2排出量
今回は、全国の主要電力会社10社(シェア率96.22%)の平均のCO2排出係数で考えてみます。
地域差はありますが、平均すると0.623kg-co2/kWhという数字になります。
kg-co2/kWhという単位は、1kWhあたりに排出するCO 2の量を表します。
とは言っても、1kg-co2がどのくらいの量なのか、なんてイメージできませんよね?
ちなみに2019年度の、1世帯におけるCO2排出量の平均が約2,800kg-co2です。※電気だけでなく、石油やガスなど全てを含む
また、40年生の杉の人工林1haに約1,000本の立木があると仮定した場合。
1年間で吸収するCO2の量は約8,800kg-co2(1本あたり8.8kg-co2)
40年前に植林された、1000本の杉の人工林で、約3世帯分のCO 2を吸収する計算です。
わが家に置き換えてみると
1kWhあたりのCO2排出量が0.623kg-co2/kWhなので、1日のCO 2削減量は ▶︎ 6.1054kg-co2/kWh
約9.8kWhの発電量の1年分なので ▶︎ 約3,577kWh
1年分のCO2削減量は ▶︎ 約2228.471kg-co2
1年で削減したCO 2の量は、40年生の杉の木 ▶︎ 約253.24本分
※何度も植林には参加したことあるけど、家族で1年間に253.24本も植林するってものすごい負担・・・1回の植林イベントで植えられる木の本数は1家族でせいぜい5〜10本くらいだもんな〜。もちろん植林することも大事なことなんだけどね。
この分の電気を買ったとすると(23.5円/kWhで計算) ▶︎ 84,060円
※わが家は、買う電気量が少ないので、基本料金のない楽天でんきと契約しています。1kWhあたりの単価は使用量に対しては高い(九州電力は〜120kWh17.4円/121〜3300kWh23.06円/301kWh〜26.06円)けど、月に買う電気の量は少ない時で10〜20kWhなので、基本料金を払う方が馬鹿馬鹿しくなってしまって昨年8月に乗り換えたのでした。
結果
わが家は、5人家族で世帯としてのCO2排出量は、平均よりも多いと思うし、築46年の古い家なので、隙間やサッシからの熱欠損や昔ながらの間取りなので導線的にもエネルギーを多く消費するため、通常であれば余計にCO2排出量は多くなってしまうところですが、
買う電気もあるけど、電気だけでこれだけのCO2を削減し、
灯油給湯器も冬場と補助的に使うくらいで、太陽熱温水器で春夏秋の給湯はある程度賄い、
冬場のストーブは、ペレットストーブがメインなので、カーボンオフセットにより、実質のCO2排出量は「0」になります。部屋が細かく分かれているため、一部石油ストーブを使用。
エネルギーペイバックタイム的に、製造時や処分時のCO 2の排出やライフサイクルを考えたとしても、
何も考えず従来通りに、
電力会社から電気を買う
ガス会社からガスを買う
をするのと比べると、確実に環境負荷は削減できていると思います。
※ソーラーパネルのペイバックタイムは約1〜2年。蓄電池は種類や使い方でライフサイクルが変わるため算出方法が確立されていないため不明。
使う上で使用者が主体的に、工夫しながら使用する必要があるシステムだけど、
目先の利益だけではない、かけがえのない未来に繋がることであり、
もっともっと色んな人に知って欲しいと思います!
知ってもらうために、今年も発信をし続けていこうと思います!
本年もよろしくお願いします!