アートの町「津奈木」
先日、葦北郡津奈木町で地域おこし協力隊として活動するO氏のところに、ポータブル蓄電システムを納品に行ってきました。
O氏とは仙台在住時に知り合ったのですが、数年前に突然熊本に移住。
現在は津奈木町で暮らしています。
そんなO氏の活動は「つなぎFARM」
津奈木町は町を上げて、無農薬、自然栽培での農作を推進している町で、O氏は米作りに取り組む傍ら、熊本市内などで開催されるマルシェに出店し、津奈木の名産物などを軽トラキャンパーで販売しています。
津奈木は、漁業も盛んで海産物もたくさんあるため、町の美味しいを届けるために冷蔵庫や冷凍庫を持ち運びたいということで、今回ポータブル蓄電システムの導入に至りました。
味のある古家に住んでおり、ナチュラルな家族の風景が津奈木の自然や町のゆっくりとしたときの流れにマッチしていてすごく居心地が良かったです。
早速接続指導と、実演をさせていただきました。
エンガワ発電所が完成。
早速卓上タイプのハロゲンプレートを動かしてみました。
表記は1300Wだったので、どうかな?と思いましたが、
火力設定によって消費電力が変わっていき、最大火力以外は問題なく使用できました。
※火力設定は6段階で消費電力はだいたいこのくらいでした。
1:100W程度
2:300W程度
3:400W程度
4:600W程度
5:800W程度
6:1300W程度 ← 出力オーバーでエラーが出ました。
次に、米農家ならではの機械。
「もみすりき」
機械への表記は370Wだったので楽勝だろうとおもい接続してみたところ。。。
ガコン、ガコン、ガコン、
とモーターがうまく動かない様子。
そのうちに、出力オーバーのエラーコードが出て止まってしまいました。
表記は370Wなのになぜ!?と考えましたが、おそらくモーターを動かす機械、特に農業用機械や工業用の機械は、モーターの不具合や漏電などが起こり電圧降下を起こしているのかなと推測しています。
ワットチェッカーなどを持っておらず、きちんと計測できなかったので、個人的な推測ではありますが。
このように、表記してある消費電力とは違う動きをすることも多々ありますので、いざというときのためにも、日頃から使っておくことが重要なポイントであると言えます。
せっかくなので津奈木を案内してもらいました。
まずは腹ごしらえ。
近所のローカル食堂「かんなり」さんへ
いろんな定食がある中でおすすめはサカナのようで、
その日のサカナの定食がいくつかありましたが、僕は「アジの塩焼き定食」を注文。
刺し身のアジは好きだけど、塩焼きは多分初めてたばましたが
サバほど青臭くなく、程よい脂と塩加減が美味でした。
お昼少し前でしたが、地元の人で賑わっていました。
津奈木町は、35年ほど前からアートでまちづくりをしようと様々なプロジェクトを町をあげて行っているそうです。
色々書こうと思いましたが、津奈木町のPR動画にわかりやすくまとめてありましたのでこちらを御覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=5201xgv6f2s&feature=youtu.be
地域おこし協力隊の方がアップしているムービーも
https://www.youtube.com/channel/UCi1GHQy37BALRu32T8FbmmA
津奈木駅の隣には、無農薬、自然栽培のスイートスプリングの果樹が植えてあります。
ここを、モデルにしているようです。
もともとは漁業が盛んな漁師町だったそうなのですが、水俣病の影響で漁ができなくなり、山を使って柑橘を栽培し始めたのが、津奈木の柑橘栽培の始まりだそうです。
町の方々もすごくあたたかく、すごく前向きな町の空気感がとても良かったです。
また、訪れたいと思わせてくれる場所でございました。
他にも、廃校がオイスターバルになっていたり、海に浮かぶ学校(廃校)や裸島での様々なアートプロジェクト、日本でも珍しい町立の美術館、断層からマグマが押し出されて隆起したとされている町のシンボル重盤岩。
生木に仏像が彫ってある仏達や町の至るところにある彫刻作品など、たくさん見どころがあったのですが、書ききれないので写真だけアップしたいと思います。
是非、津奈木に遊びに行ってみてくださいね!
最後に、日本最南端の酒蔵「亀萬」さんへ。
日本酒を土産に帰路につきました。
帰りは、宮原SAでアウトランダーを急速充電
宮原SAには、アクティブデザインで設計施工させていただいた、「まる味屋珈琲」さんのサテライトへ行ってみましたが、時短営業?で珈琲は買えずカップの珈琲で我慢。
ほぼ0%に近い状態から30分で86%まで充電。
事務所まで、約34.8kmの道のりを電気だけで完走。
ほとんど高速道路なので、電気だけで走れる距離は短かったですが、
アウトランダーは、ガソリンから発電できるので災害時には大活躍。
実際に、熊本地震のときも大きく被災した益城町の仮設災害対策本部の電源はアウトランダーからとったそうです。
何はともあれ、アートでナチュラルな津奈木町に再生可能エネルギーはぴったりですね。
O氏ありがとうございました!