わが家の電気代が、昨年の5分の1に!?
今年の冬は、熊本でも雪が降ったり、かと思えば1月なのに春の陽気になったり、今週はまた雪の予報。
気候がおかしくなっているように思います。
さて、わが家のなんちゃってオフグリッドシステムも実働し始めて1年が経ちました。
データを集計したので、少し分析してみます。
まずは、年間の発電量(kWh)とパネルの最大出力、それに加えわが家で購入した商用電力の推移を表にまとめてみました。
やはり春と秋は、消費電力も少なく、電気を買う量も少なくすみました。
冬場は、
・給湯器を使う回数が増えたり
・朝少しだけエアコン(暖房)を使ったり
・洗濯物が乾きにくいので除湿機を使ったり
・何度か浴室乾燥機も使いました。
このように消費電力が増えたり、発電量が少ないこともあって電気を買う量が増えました。
梅雨時期は、
・エアコン(冷房)を使ったり
・洗濯物や部屋で除湿機を使ったり
やっぱり熱に変えるものは電気をたくさん消費します。
8月は、雨が少なかった(ゲリラ豪雨?雷雨?は多かった)ので、エアコン(冷房)で消費電力自体は増えていたはずですが、その分しっかり発電してくれたので、そこまで大きく電力を消費することはありませんでした。
電気代で言えば、今は基本料金がかからず、電気料金固定(23.5円/kWh)の新電力を利用しているため、
電気代は、
・最高で3,783円(約161kWh)
・最低で376円(約16kWh)
でした。
年間で買った電気の量が【1050.9kWh】約24,696円
2020年は366日だったので、1日あたり【約2.87kWh】約67円
月平均にすると【87.5kWh】約2,056円
基本的に、蓄電システム優先に電気を使うので、
年間の発電量が【4,117kWh】
年間の電力購入量が【1,051kWh】
なので、実質使った電力量は【約5,168kWh】
月平均で【431kWh】、
蓄電分が残ると考えて、【約400kWh】の電力を月に使っていると考えると、
九州電力の従量電灯Bで400kWh使った場合の電気代は【約10,227円】※九州電力ウェブサイトの趣味レーションにより算出
通常年間で【約122,724円】かかる電気代が、
【約24,696円】になりました。
年間で【▲98,028円】の削減をすることができました。
それに加え、停電のための備えもできるために、停電が怖くなくなりました。
次に視点を変えて、削減したCO2の量を算出してみましょう。
CO2の排出量は、【消費電力(kWh) × CO2排出係数】で算出することができます。
九州電力のCO2排出係数が【0.344kg-co2/kWh】なので、
2020年のわが家のCO2排出量が
【1050.9kWh × 0.344kg-co2/kWh = 361.5kg-co2】
排出するはずだったわが家のCO2排出量が
【4800kWh × 0.344kg-co2/kWh = 1,651.2kg-co2】
削減量は【1,651.2kg-co2 ー 361.5kg-co2 = 1,289.7kg-co2】
数値だけ言われてもイメージがつかないと思うので、参考数値を記入すると、
【 杉の木、約71本分がCO2を吸収する量が約1t 】
【 日本人一人あたり(生活)の年間のCO2排出量が約2t 】
【 自動車で3.6km走った時のCO2排出量が約1kg 】
わが家が削減したCO2の量は
【 杉の木、約92本分が吸収するCO2相当】
【 日本人一人あたりの年間排出量の約65%】
【 自動車で約4,643km走った時のCO2排出量相当】
ソーラーパネルや蓄電池の製造や廃棄時に出るCO2はどうなるの?
という質問もありますが、
ソーラーパネルに関しては、エネルギーペイバックタイム(製造廃棄時に出るCO2を、寿命など様々な条件を考慮した上で回収できる時間)が1〜2年と言われており、寿命としては30年以上使えるため問題ありません。
蓄電池に関しては、蓄電池の種類や使い方によって寿命が変わるので、2021年現在計算方法が確立されていませんので、なんとも言えませんが、
少なくとも見える電力会社から電気を買う量が減ることで、
CO2の排出量は約20%にまで削減できます。
何よりも、
電気代を払えばどれだけでも使える電力会社の電力を使い続けるのか、
決められた容量の中で電気をやりくりするのかで、
電気の使い使い方は、全く変わってきます。
電気を節約!と考えると、「ケチケチするのはいやだ!」とか「極限まで我慢する」などストレスになることが多いと思いますが、
蓄電システムなどのシステムを導入することで、楽しみながら、ゲーム感覚で消費電力を減らすことができます。
それが、自然とライフスタイルに溶け込み、自然と「小エネ」を実行していることになるのです。
まずは、今自分がどのくらいの電気を使っているのかを知ることから始めてみましょう!
メーカー製品との違いなどは、後日書きたいとおもいます!