
正しい選択をしようとして動けない時のアンサー
お悩み
私は今人生の岐路に立っていて、
「これを間違えるとまた前の自分に戻るんじゃないか」とか「前の自分と同じ課題で躓いて成長してないんじゃないか」と思ってしまいます。
ここで選択を誤ってはだめだというプレッシャーを重く感じています。
また、私が今本当に怖いのは、間違えることじゃなく自分を裏切ることです。 私は私の本心を本当に聞けているのか、ただ周りの目を気にしているだけじゃないのか、エゴのわがままなんじゃないかとかずっと思考がぐるぐるしてしまい初めの一歩を踏み出せません。
やりたいという気持ちはあるのに、動けずに停滞している自分にも嫌気が差します。どうしたら良いでしょうか。
A.
お手紙ありがとう。
まず前提として、自分の本心を探ろうとするのはとても勇気がいることです。
だから、思考がぐるぐるするのも、迷うのも仕方がありません。
ただ、そこで立ち止まらずに「私らしい選択」を目指している貴方は本当に素晴らしいです。
でも、そんな素敵な人だからこそ、ちょっと厳しいことを言わせてもらいますね。
迷うのも考えるのもいいけれど、それがずっと続くのは違う。
本心というのは、完璧にわかることはありません。
だからこそ、小さな一歩を踏み出して、その中で見えてくるのを待つのが大切なんです。
行動しないと本心も未来もついてこない。
だから、今の不安を抱えたままでもいいから、とにかくやってみること。
考えながら動いている貴方は、絶対に前の自分に戻ることはありません。
たくさんの感情と向き合い、ここまで歩みを進めてきたこと、本当に素晴らしいです。
あなたがここに辿り着くまでに抱えた葛藤、不安、迷い…それらを乗り越えるたびに確実に成長してきました。
まず、その自分を全力で褒めてあげてください。
でも、ここからが本番です。だからこそ、少し厳しいけれど必要な言葉を贈らせてください。
「迷う」のは成長の証拠
迷うのは悪いことではありません。
迷いは「これでいいのか?」と自分を問い直す機会を与えてくれます。
でも、貴方ももう気づき始めているかもしれませんが、
あまりにも長いこと"迷い"を贔屓し続けると、それはもう自分を正当化するための"言い訳"に変身してしまいます。
あなたの中にある「これでいいのか?」という問いかけは、実は既に答えを知っているんです。
選び切って後戻りできないことが怖くて時間稼ぎをしているだけなんですよ。
迷いすぎると動けなくなり、目の前の選択肢がどれも重たく見えてしまう。それは、自分の行動に責任を負おうとしすぎているから。
でも、安心してください。
選択には正解も不正解もありません。どんな道を選んでも、その選択をどう活かすかが全てです。
元も子もないかもしれないけれど、これが真実なんです。
未来をつくるのは、迷いではなく行動
あなたの迷いは「行動」によってしか解消されません。思考だけでは未来を作れないからです。
未来を作るのは、動きながら学び、失敗しながら進むあなたの行動そのものです。
行動しない理由を探すのではなく、行動を起こす理由を探しましょう。
「やらなきゃいけない」ではなく、「やってみたら面白そう」を基準にする。
たとえ失敗しても、それを成長の糧にすればいい。
完璧を目指すのではなく、「まずはやってみる」でいい。
動けない理由を超えるために
動けない理由を心の中で探しすぎると、自分を止める力が強まります。
でも、その理由の多くは「自分が作り出した幻想」だったりします。
「また失敗するかもしれない」→ 失敗したってそれは学びの一部。
「選択を間違えたくない」→ 選んだ道を正解にするのが貴方の力。
「今は動くべきタイミングじゃないかも」→ 未来のタイミングは今の一歩で作られる。
貴方は行動できる人です。
過去を思い返せば、きっと何度も「動いたことで道が開けた」経験を持っているでしょう。
その力を、もう一度信じてみてください。
自分を責める時間を、未来への時間に変える
迷ったり、行動できない自分を責めるのは簡単です。
でも、その時間をほんの少しでも未来に向けた小さな行動に変えたらどうなるか、想像してみてください。
5分だけアイデアを書き出す。
1つだけ簡単なタスクを片付ける。
未来の自分に手紙を書く。
これだけでも、明日の貴方は少しだけ進んだ自分を感じられるはずです。
最後の叱咤激励
今あなたは岐路に立っています。
選ぶ道が分かれていて、どちらが正しいのか迷っている。
でも、ここで迷うことは悪くありません。
それは「自分を大切にしたい」という証拠だから。
ただし、このままずっと立ち止まることは、あなた自身の力を曇らせてしまうかもしれない。だからこそ言います。
動きなさい。
迷いながらでもいい、不安を抱えたままでもいいから、まずは一歩を踏み出して。
完璧じゃなくていい。
失敗してもいい。
たとえ後戻りしたとしても、それは未来の自分にとって必要な経験になるから。
貴方はこれまでも、たくさんの壁を乗り越えてきました。
それができたのは、貴方にその力があるからです。
そしてその力は、これからも貴方を支えてくれる。
貴方はもっと自由で、もっと自分らしく輝いていい。
だから、どうか自分を信じてください。
未来の貴方は、今日のこの一歩に感謝しているはずです。
さあ、ここから進みましょう。
私はいつでも、どんな時でも、あなたを応援しています!
その一歩のおかげで今がある私より。