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わたしを離さないでを読んだ感想

ネタバレ気にしません。わたしを離さないでを読んだことない人はお帰りください。 クローン人間は生まれた時から臓器を提供するという使命が与えられており、死に方が定められている。 しかし結局は死は死であり、これは人間とクローン人間にとって大きな差はない。 癌で死のうと、交通事故で死のうと、自殺しようと、誰かに臓器を与えて死ぬことは、結果的に見れば同じ死である。 むしろ誰かのために死ぬということは、ある意味で上で挙げた死に方の中で最も満足感の高い死に方なのではないかとは感じる。

    • 怪花を見に行ったよ

      花譜のライブ見に行ったよん。感想を残しておこうと思ったので緩く書いとく。 序盤のカンザキさん作の曲ラッシュ あれは最高だった。個人的に狂感覚はライブとの相性が良く感じて最高だった。邂逅も相変わらず良い。やっぱりカンザキさんは良い曲作るし、花譜は歌い方がいいね 中盤?ちょっと記憶ないです。廻花の話をしよう やっぱり1番インパクトが強かったのは廻花だよね。ただ自分の中で、すごい納得感があった。今までも花譜は自分が生身を晒さずに歌を歌ってることに後ろめたさを感じていたんだと

      • 「新しい世界を生きるための14のSF」で気に入った作品について

        ネタバレ注意です。 伴名練さんが選んだ14のSFの中で僕が良いなと感じた作品は ・回樹(斜線堂有紀) ・もしもぼくらが生まれていたら(宮西建礼) ・九月某日の誓い(芦沢央) ・くすんだ言語(黒石迩守) ・ショッピング・エクスプロージョン(天沢時生) ・無脊椎動物の想像力と創造性について(坂永雄一) です。 一つずつ短めの感想を述べていきます。 回樹(斜線堂有紀) 初露ちゃんと律ちゃんの百合の話。 これはSFとして好きというより、感情の描写が好きです。 もちろんこの物語の展開

        • 無重力

          僕は命綱がある綱渡りしかしない。 僕は命綱がない綱渡りから逃げる。 人の命綱がない綱渡りを眺めて、自分も命綱のない綱渡りをしている気分になっただけ。 いつになったら自分で綱渡をするのか。

          僕は何歳まで生きられるのでしょうか

          「令和3年中における自殺の状況」という厚生労働省が出しているデータを見て、学生の僕が感じたことを書いていきます。 最後の感想だけでも読んでほしいです 僕は普段あまり進んで学習をしません。 それなのに自殺に関する知識を熱心に読んでしまったのは、自分が将来自殺するのではないのかと疑っているからです。 もちろん今は自殺する気もないです。 僕の話は置いておき、グラフを見ていきます。 1.自殺者数の年次推移を見て まず僕がグラフを見て驚いたことは、男女によって自殺者数が明確に違

          僕は何歳まで生きられるのでしょうか

          個性を伸ばすには

          そもそも個性とは何か。 ネットで調べてみると、このように表示された。 つまり個性とは、自分の性質から一般的な人(平均的な人)の性質を引いたモノだと考えられる。他人とは違う所という言い方も出来る。 例えば一般的な人の真面目さを3としたとする。そしてAさんの真面目さを5とした際、Aさんと一般的な人の真面目さの差は2となる。Aさんは真面目という個性を持っていることになる。 逆にBさんの真面目さを1とした際、、Bさんと一般的な人の真面目さの差は−2となる。Bさんは真面目ではない(

          個性を伸ばすには

          最安で本棚を自分の好きな本で埋める方法

          そもそも自分の好きな本に出会う為には、多くの本を読まなくてはいけません。 そこで利用料金無料なのに何冊でも読める図書館を使います。 そして図書館で借りて読んだ自分の好きな本を、本屋で買うことで確定で自分の好きな本を買うことがときます。 元々私は半年につき50冊程度の本を売っていました。 しかしこのような使い分けをするようになってから私は、一度も本を捨てたり売ったりしていません。 この方法は学校に図書室のある学生には、特におすすめなので是非学生は試してみてください。学校の図書室

          最安で本棚を自分の好きな本で埋める方法

          文章を書くことの楽しさ教えてくれる本『「書くのが苦手」な人のための文章術』

          この作品は、普段意識的に文章を書かない私のような人に向けて「文章を書くこと」の楽しさを教えてくれます。そして、自分の想いを伝えられる文章を書くためのコツを教えてくれます。実際私はこの本をキッカケに、この文章を書こうと思いました。 1章ではブログやSNSを例に出す事で、文章を書くことが身近である事を読者に伝えています。 2章では「句読点の位置に気をつける」、「スタートとゴールを決める」といった基本的なことから教えてくれます。 自分の好きな物書き(作家など)の表現方法や、特色

          文章を書くことの楽しさ教えてくれる本『「書くのが苦手」な人のための文章術』