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今から来年度看護国試に備えたい人へ〜114国試解説③
【第117回 午前 問11】--脳神経の機能に関する問題--
眼球運動を行う神経はどれか。
視神経
外転神経
顔面神経
三叉神経
【背景テーマの解説】
脳神経は12対存在し、それぞれが特有の機能を持っています。眼球運動に関与する脳神経は3つあり、動眼神経(Ⅲ)、滑車神経(Ⅳ)、外転神経(Ⅵ)です。特に外転神経は外側直筋のみを支配し、眼球の外転(外側への動き)を担当する重要な神経です。
【選択肢の考察】
視神経:視覚情報を伝える感覚神経であり、運動機能は持ちません。
外転神経:外側直筋を支配し、眼球の外転運動を担います。眼球運動に関与する3つの脳神経の1つです。
顔面神経:表情筋と涙腺、味覚を支配する神経で、眼球運動には関与しません。
三叉神経:顔面の感覚と咀嚼筋を支配する神経で、眼球運動には関与しません。
【正答】2
【セットで押さえよう!】
眼球運動を担う3つの脳神経:動眼神経(Ⅲ)、滑車神経(Ⅳ)、外転神経(Ⅵ)
副交感神経を含む脳神経は「み・な・と・く(Ⅲ・Ⅶ・Ⅹ・Ⅸ)」と覚えましょう。
この内容は看護師国家試験での出題頻度が高い分野です。特に眼球運動に関与する3つの脳神経と、その他の重要な脳神経(副交感神経を含むものなど)の機能は、しっかり整理して覚えておきましょう!