クライストチャーチ#2 (2019.02.27)
今日はクライストチャーチをのんびりと満喫した。
午前中は市内をブラブラ散歩した。そして、実は多少期待していたのだが、昼はラーメンにありつくことができた。
NZでもSUSHIにありつくのは、誰が経営しているか気にしなければ、簡単だ。Ramenは難しい。hachi hachiさん、ごちそうさまでした。
午後はWillowbank野生動物保護区を訪れた。目的はもちろんKiwiだ。野生のKiwiはめったなことでは見られない。現実的にはこういう施設を訪れるしかない。野生でなくとも十分に価値がある。私のホストファミリーはNZ人だったが、彼らはKiwiを直接見たことがないと言っていた。東京人が意外に東京に詳しくないのと同じか。
見学ルートの最後の最後でKiwiを見られるのだが、思った以上に感動した。夜行性なので暗い室内で飼育されており、目が暗闇に慣れてきたところで写真で見るようにははっきりと見えない。それでも、ちょこちょこと軽快に動く姿を見ると嬉しくなった。また、つがいなのか1羽がキーキー鳴くともう1羽も呼応して鳴く姿は微笑ましかった。
そして個人的に面白かったのは、その場にいた人間たちだ。私は動物園に頻繁に通っている訳ではないが、自分も含め大人たちが1羽の一挙手一投足にここまで目を凝らして集中している姿は初めて見た。やはり、特別な存在だということを改めて認識した。
ここでちょっとした事件が起きた。室内は撮影禁止なのだが、1組だけカメラを持ち込んだ初老の夫婦がいた。自分含め誰も咎めなかったのも悪いのだが、暫くして写真を撮り始めた。そして、全くの静けさの中、旦那の方が柵から身を乗り出し望遠レンズ付きのカメラで1羽を取ろうとしたとき、あろうことか、レンズ先端の蓋のようなものがKiwiがいる柵の内側に落ちてしまったのだ。
"Shit"
静寂の中、彼はそう呟いた。「ああ、確かにあなたのことだよ」、私は心の中で呟いた。笑える状況ではなかったが、彼の発した言葉が色々な意味であまりにこの状況にフィットしていたので、笑いそうになった。
この後一旦ホテルに戻り、別のワインバーを目指したが、道に迷ってしまい、結局昨日と同じホテルのバーにお世話になった。今夜の最初の一品には甘いラムチョップを選び、セントラルオタゴのオレンジワインと合わせてみた。
NZでは、近代的な設備を使うが目指すスタイルは保守的というのが、よくあるワイナリーのスタイルだ。The Hermit Ramのように好んでオレンジワインを作る作り手もいるが、まだまだ少数派だ。お隣のオーストラリアは結構冒険する作り手が多いが、その辺りがNZとは違う点だ。
Nanny Goat "Crossbreed" Skin Ferment (ビンテージ不明)。金柑、花梨にナツメグの香り。穏やかな酸とスキンコンタクト由来と思われる苦みが心地良い。
今日はお腹に若干の余裕があったので、ここで1品追加した。
こちらは牛タンの串焼きとオーストラリアのシラーズ、Two Hands Angel's Share Shiraz (ビンテージ不明)。このシラーズは香りは単調だったが、パワフルなだけでなく酸もしっかりあって、串焼きにはちょうど良かった。
牛タンの串焼きがどんなものか想像できなかったが、ベーコン状にスライスされたものが、折り畳まれて串に刺さっている感じだった。なるほど、なかなか美味でした。それにしても、今日はよく食べた。。。
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