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ジョージアワイン展 (2019.03.26)

GEORGIA Homeland of Wine 世界最古のワイン ジョージアワイン展」に行ってきた。

ジョージアワインは近頃日本でも本当にポピュラーになった。昨今の自然派ワインブームを考えると、オレンジワインアンバーワイン)の元祖なのだから当然と言えば当然だが、一昔前からすると考えられなかった。

10年以上前だが、私が最初にジョージアワインを買った当時はまだグルジアと呼ばれていた。5,6本セットで買ったが、ツィナンダリ、キンズマラウリ、フヴァンチカラ・・・。何やら呪文のような感じに聞こえた。

味わいに関しても、その頃既にボルドーやブルゴーニュなど❝よくある❞スタイルのワインに慣れていたので、何だか風変わりで赤でも甘ったるいものもあるし、正直美味しいとは思えなかった。ワインバーでも、レストランでも当時自分は殆ど見たことがなかった。

それがどうだ、今や置いてある店は格段に増えた。相変わらず好き嫌いが分かれるワインだとは思うが、品質自体は向上したように感じる。知名度獲得と同時により品質の高いものが厳選、輸入されるようになったのか、生産者の品質が全体的に向上しているのか、両方なのか定かではないが、確かにそう思う。

今回はそんなジョージアワインの歴史やドラマをお手軽に知ることが出来ればと思い、普段あまり行くことのない天王洲に足を伸ばした。

運河沿いの倉庫街の奥に会場はあった。平日の昼前なので、私以外に客は1,2人くらいしか見当たらなかった。受付で入場料を払い非売品のパンプレット(掛け値なしに価値あり)を貰って見学開始となった。30分あれば見終わってしまう内容だったが、映像展示によるジョージア没入体験に始まり、甕(クヴェヴリ)や酒器など、どれも美しく展示されており、十分に楽しめた。個人的には甕はあればあるほど良かったのだが、、、それでは他の人はつまらないのだろうか。

見学後、会場内の無料試飲コーナーでジョージアワインをテイスティングした。ワイングラスではなくプラカップだったが、ソムリエさんがきちんと1品1品説明、サーブしてくれて非常に好感が持てた。

ルカツィテリ種のアンバーワインから始まり、ツィナンダリ、サペラヴィ種飲み比べ等、結局7種類もテイスティングできた。千円の入場料は十分に元が取れた。個人的にはPDO(原産地呼称保護)の1つでもあるムクザニ(サペラヴィ種)がベストだった。まろやかでスパイシー。サペラヴィ種はタンチュリエという点でも興味深く、この出会いをきっかけに益々引き付けられた。

最後に、これも楽しみの1つだったが、会場内でランチを取った。初めにサーモンのパンケーキを食べた。これはジョージア料理ではない気がするが、サーモンと甘くないパンケーキが絶妙にマッチしていた。そして、待つこと約10分、お待ちかねのヒンカリが登場!ジョージア版小籠包とも言うべきこちらは、日本人向けにアレンジされているようだが、肉汁たっぷり旨味たっぷりで、もちもちした食感がたまらない逸品だった。もう一皿食べるべきだった。

今日は短い時間だったが、お腹も心も満たされた。パンフレットで復習しよう。

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