ポール・ラトー(Paul Lato)
ポーランド生まれのPaul Lato氏は、ヨーロッパの国々を経てプロフェショナルなソムリエを夢見てカナダへ移り住み、トロントのレストランでソムリエとして研鑚を積みます。ある日飲んだオー・ボン・クリマのシャルドネに心惹かれ、その想いは「自分の手でワインを造りたい」という意欲に変わり
Au Bon Climat(オー・ボン・クリマ)のジム・クレンデネン氏の招きで1996年カリフォルニア州セントラルコーストに移住。
Au Bon Climatのジム・クレンデネン氏やQupeのボブ・リンドキスト氏から指導を仰ぎ、アロヨ・グランデのTalleyを経て2002年からは念願の自身のワインを造り始めます。
ワイン造りをはじめて僅か3年後の2005年にはWine Advocate誌で【RP95点】を、’2007年には【RP98点】を奪取し、ポール・ラトーは一躍カリフォルニアTOPワインメーカーとして注目を浴びます。
以後、10年経たぬ間にロバート・パーカーのワインアドヴォケイトはじめ、多くの評論家、評論誌で高評価得て、あのピゾーニから葡萄を供給される数少ない造り手の一つ となっています。
全て合わせても1,000ケース余りに過ぎない少量生産のワイナリーである為、
一般のワインショップにはほとんど流通せず、大半はメーリングリストで販売されるか、有名レストランに販売されます。
全米で最も予約の取れない、ナパヴァレーにあるミシュラン3星レストラン[The French Laundry]でオンリストされる他、”Highly Recommended” には幾度となく選ばれる程で、今や、カリフォルニアを代表するワインメーカーの一人です。
ポール・ラトー氏は、物造りにおいて『心』という精神が重要と考えています。今まで氏が製作、販売した一般流通ワインは、主にシングルヴィンヤードだけでしたが、[Ch.igai Takaha]とコラボレーションした[Paul Lato KOKORO]はTOPブランドとしてリリースされています。
他Ch.igai Takaha [TOKIMEKIシリーズ]もポール・ラトー氏がメイキングしております。
氏の造るワインは[Paul Lato]でシャルドネ、ピノノワールがメインにシラーとグルナッシュ、他にもソーヴィニヨンブランを少量
現在一番気になるブドウ品種はマルヴァジアビアンカらしく[BATANA][PROBONO][Boogie Nights]も手掛け、近年ではサンタバーバラ、ハッピーキャニオンにある、Grimm's Bluff Vinyardではカベルネソーヴィニヨンもメイキング。
BATANA Malvasia Bianca
PROBONO Malvasia Bianca
コンクリート エッグ
アンフォラ
ワイナリー内のセントラルキッチン
photo:木村文吾さん