![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55586178/rectangle_large_type_2_d7c8d86698c19ab145fb9a11b8d60cd9.jpeg?width=1200)
ワインとサステイナブル
こちらの記事は弊社ブランドマネージャーSがFBに投稿した興味深い記事です。セミナー等で生産者の話を翻訳する苦労も窺い知れる、なるほどな内容です。
昨今の環境保全ブームに絡めての面白い記事です。
SDGs
最近この文字や言葉を目にすること、あるいは耳にすることが多くなりましたよね。
「エス・ディー・ジーズ」と略称で呼ばれ、
正式には「Sustainable Development Goals」と呼ばれるものです。
SDGsが国連総会で採択されたのが2015年との事ですが、特に最近テレビやネットでもよく見かけるようになった気がします。
「世界における様々な問題を、世界の皆んなで解決に向けて努力しましょうね」という人類の目標ですが、我々ワイン業界にも結構な程、波及してきています。
このSDGsの最初の「S」。
「Sustainableサステイナブル」についてのお話です。
私がカリフォルニアワインにかかわり始めた25年位前からこの「Sustainableサステイナブル」という言葉に既に付きまとわれて(笑)、悩まされていました。
「この言葉をどう訳すの??」
です。
当時はネットでサクサク検索して、という時代ではなかったのです(笑)
ワインの業界誌を全部調べて、「環境保全」という言葉を当てはめることにしました。
「Sustainable Farming」=「環境保全型農業」
ただ、この保全という言葉も普段あまり使いませんよね。
得意先に説明する時は、「Sustainという言葉自体は維持する・持続するという意味で、何を維持する・持続させるのかというと環境であったり、将来まで持続できる農業、という意味です」と長々と説明していました。
そして、昨今SDGsが会話に上るようなり、Sustainableという言葉も「サステイナブル」とカタカナで書くだけで通用するような時代になりました!
意味合いも環境だけに限らず、人権、人類、地球と、幅広い範囲で持続可能な社会を実現するために使われる言葉になりましたね。
ワインの世界では・・・
カリフォルニアはブドウの生育期に基本雨が降らないので、農薬を使う必要もほぼ無く、有機栽培の認証はなくてもほぼ全土で環境保全型農法を取り入れています、と長年説明してきました。
以前、とあるカリフォルニアワインのセミナーで、講師の方が「サステイナブルといえば、南アフリカですが・・・」と話したことに衝撃を受けたのですが、確かにそれも正解。
弊社も取り扱いのある南アフリカは南ア固有種の植物が多数生息し、それを保護するために政府が国を挙げてサステイナブルな農業を推奨し、人権問題も含めた認証制度を確立しています。
そして弊社が10年以上に渡って輸入販売している・・・
「エミリアーナ・ヴィンヤーズ」
チリ最大の有機栽培・バイオダイナミック農法のワイン生産を行うエミリアーナも、農業・従業員・コミュニティを網羅するサステイナブル・プログラムを長年に渡って実施しています。
えーっと・・・
まぁ何が言いたいかというと・・・
「Sustainable」ってもう訳さなくてもいいですよね?