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〜ドメーヌタカヒコと松茸を楽しむ〜

秋が深まり、旬の味覚が一層美味しく感じられる季節。
今回は季節感を感じられる秋の味覚、松茸とともに、北海道・余市を拠点とする【ドメーヌタカヒコ】の希少なワインのペアリング会に参加しました。

松茸をいただくのは、京都の伝統と現代の洗練が織りなす茶懐石と精進料理をベースに京懐石をいただける【京しずく】。
料理とお酒のバランスにこだわり、厳選した食材で季節を表現する京しずくの特別メニューが、ワインと松茸の絶妙なハーモニーをより一層引き立てます。

自然と共生し、手間と愛情をかけて生まれたドメーヌタカヒコのワインと、秋の味覚の王者・松茸が織りなす至福のマリアージュをご紹介します。



📌 このnoteについて

ワイン愛好家のオーナーのワイン日記です。美味しかったワインの紹介や、ワイン情報、家で簡単に再現できるワインペアリング案をご紹介中です🍷


▼ドメーヌタカヒコとは?


ドメーヌタカヒコ圧巻のラインナップ

余市の自然豊かな土地で、無農薬・無化学肥料による自然農法を取り入れ、ピノノワールを中心に小規模で丁寧に造り上げるワイナリー、ドメーヌタカヒコ。
日本国内外で多くの支持を集め、その高い品質と限定生産ゆえに「幻のワイン」として知られています。代表的な「ナナツモリ」や「ヨイチノボリ」の銘柄は、フランス・ブルゴーニュに負けない品質と香り高い個性で愛され、入手が難しい逸品です。

今回は以下の3種を頂きました。

ドメーヌ・タカヒコ ヨイチノボリ 2022
品種:ケルナー
ドメーヌ・タカヒコの研修生である中井瑞葵が中井家で育てたケルナーを用 いてタカヒコと共に醸造した特別キュべ

ドメーヌ・タカヒコ ナナツモリ ピノノワール 2016
品種:ピノノワール
ドメーヌ・タカヒコが所有する 6.7ha の畑「ナナツモリ」
ビオによりピノノ ワールが栽培されている

ドメーヌ・タカヒコ ヨイチノボリ ツヴァイ 2022
品種:ピノノワール 50%、ツヴァイゲルトレーベ 50%
余市町内の果樹園「三氣の辺(みきのほとり)」で栽培したワイン用ブドウ(ピノ・ ノワール、ツヴァイゲルトレーベ)を使用

▼焼き松茸 × ドメーヌ・タカヒコ ナナツモリ ピノノワール 2016 

北海道のピノノワールで表現される美しい赤い果実の香りとスパイシーさ、さらに繊細な酸味が特徴の「ナナツモリ」。
焼き松茸の香ばしさとふくよかな風味が、このピノノワールの複雑で奥深い味わいと見事に溶け合います。

ナナツモリの柔らかなタンニンが松茸のジューシーさを引き立て、口の中で秋の贅沢なひとときを演出してくれます。シンプルな焼き松茸がワインの豊かな香りとともに一層引き立ち、まるで秋の森林浴を楽しむかのようなペアリングが生まれました。

今回焼き松茸は「ナナツモリ」と「ヨイチノボリ ツヴァイ」を合わせました。
そのままいただくと「ナナツモリ」が絶妙なマリアージュ、すだちをかけると「ヨイチノボリ ツヴァイ」が抜群の相性でした。


▼しめ鯖とワサビ酢ゼリー × ドメーヌ・タカヒコ ヨイチノボリ 2022 

「ヨイチノボリ2022」はケルナー種を用いた爽やかな白ワインで、余市の寒冷な気候により得られる清らかな酸味とフレッシュな果実味が印象的です。
しめ鯖とワサビ酢ゼリーとの相性は絶妙で、ヨイチノボリの持つフルーティーな風味と酸が鯖の脂をリフレッシュさせ、ワサビ酢の爽やかさと抜群の相性。このペアリングでは、和食と白ワインが驚くほどの一体感を生み出し、食材とワインが互いに高め合う瞬間を感じることができました。



▼ドラピエ・ブリュット・ナチュール “サンスフル” と松茸蒸し焼き・自家製ポン酢がけ 

ピノノワール100%で造られたドサージュゼロのシャンパーニュ「ドラピエ・ブリュット・ナチュール」。
SO2無添加で造られるこのシャンパーニュは、ふくよかな果実味とドライな口当たりが特徴で、松茸蒸し焼きにかけたポン酢の酸味とも好相性です。まるで巨峰をかじっているかのような果実感を感じました。
ポン酢のさっぱりとした風味が、シャンパーニュのフレッシュな泡と調和し、松茸の風味を一層引き立てます。ピノノワールならではの深みのある香りが、シャンパーニュの洗練された酸と重なり、素材本来の美味しさを引き出しました。

▼ハモ松茸 × 几鏡 kikyo 純米吟醸 by Koichi Tanabe

ワインの恩師であり、人気ソムリエの田邉公一氏が監修し、地元の酒米を50%まで精米した几鏡 kikyo 純米吟醸は、上品で透明感のある旨味が特長。
ハモ松茸との組み合わせでは、繊細なだしの香りと、酒のやわらかい旨味が優雅に共鳴します。深みのある味わいが松茸とハモの豊かな風味を引き出し、特にスッキリとした酸が料理に見事なバランスをもたらしました。
単体でも、ペアリングでもそれぞれの良さを感じる飲むべき日本酒だと感じました。

▼うなぎ蒲焼 × ドメーヌ・タカヒコ ヨイチノボリ ツヴァイ 2022

「ヨイチノボリ ツヴァイ 2022」は、ピノノワール50%とツヴァイゲルトレーベ50%のブレンドで、果実味とスパイスの調和が特徴的な赤ワイン。ツヴァイゲルトレーベの持つスパイシーさとピノノワールのエレガンスが、うなぎの甘辛いタレとしっとりとした肉感にぴったり寄り添います。うなぎの脂っぽさをワインの酸が適度に引き締め、ワインの複雑な風味が蒲焼の甘さと見事に調和し、口の中で絶妙なハーモニーを生み出します。


今回の会では、希少なワインと旬の松茸が織りなす魅力的なマリアージュを経験させていただきました。
ドメーヌ・タカヒコワインと和食材の出会いがもたらす新たな世界に、感動が止まらない、そんな稀少な経験でした。

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