『東京ゲームダンジョン4』 出展したよレポート 〜ユメとキボウとヒヨウとヒロウ〜
この記事は2024年1月20・21日に開催された、国内の個人や小規模チームが制作するデジタル・ゲーム(インディゲーム)の展示会『東京ゲームダンジョン4』に、筆者が出展した感想について書かれています。
初めてのリアルイベントへの出展ということでビビりまくっていましたが、実りの多い経験となりました!
『東京ゲームダンジョン』とは?
冒頭にも記載させていただいたとおり、『東京ゲームダンジョン』とは国内の個人や小規模チームが制作するデジタル・ゲーム(インディゲーム)の展示会で、2022年8月の第1回開催から始まり、今回で4回目の開催となりました。
今回の展示会では250団体が出展しているとのことで、昨今のインディゲーム市場とゲーム制作ツールの普及を反映しているように感じます。
また、次回の開催も既に決定しており、GW中の開催になるそうです!
イベント全体の感想
イベントに出展しておきながら、この手の展示会にあまり行ったことがなく…。自分が行ったことのあるイベントベースで比較すると、
即売会である『コミックマーケット』と比較すると、販売よりも試遊中心の出展(パッケージやグッズを販売されている方もいらっしゃいました)
『東京ゲームショウ』のインディーゲームコーナーと比較すると、向こうが中小企業も出展しているのに対し、こちらは完全に個人もしくは小規模サークル向けのイベント(ただし普通に企業レベルのクオリティの方も出展されています!)
という感じです。参加者の方もゲーム開発者という方も多く、初めてのリアル出展としては最適だったのではないかと感じています。
その他国内のインディゲームイベントとしては、
毎年京都で開催、日本最大級のインディーゲームの祭典『BitSummit』
同人&インディーゲームオンリーイベント『デジゲー博』
2023年から武蔵野市・吉祥寺でスタートした『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT』
などがあり、出展者・参加者問わず今後ぜひ参加してみたいです!
出展して良かったこと
全体通して特に良かったことを書いてみました!
1.リアルでプレイヤーの反応が見られる
今回自分はスマホゲームを出展したのですが、試遊の様子を見ることで
「ここはこのくらいリトライが発生するんだな」
「ここのストーリーちょっと冗長そうだな…」
「ここのセリフはちょっとウケてるかも!」
などなどが分かるのは大きな収穫でした。
2.他の出展者との交流
隣同士のサークルはもちろん、シフトの入れ替わりで他のゲームを遊びに来てくださる出展者も多く、交流を持てたのは嬉しい誤算でした。
拡大傾向とはいえ、「ゲーム制作」をされている方は周りにあまりいないので、こういった形で他の開発者の方とお話し出来るのは貴重な機会でした!
3.締切効果による開発モチベーションアップ
人間は…………失礼しました、主語が大きすぎました。
言い直します。僕は意志が弱い生き物です。
「ゲーム作りたい!」って思っていてもなんやかんや作業が進まなかったりしてしまいます。ゲーム遊びたいし。マンガ読みたいし。アニメ観たいし。
出展を申し込んだのが10月の下旬で、そこから約3ヶ月。
まがりなりにも完成まで持っていけたのは”イベント出展”という締切があったからだと確信を持って言えます。
出展にかかった費用
1.出展料
『東京ゲームダンジョン』は他のゲーム展示会と比べて圧倒的に安いのが特徴で、今回購入した「1日出展_1/20(土) | 半分枠」(2日間開催のうち1日だけ参加、180x90cmの机を半分使える)だと3,300円で出展が可能でした。
リアルイベント初出展ということで相場が全然分からないのですが、都内のイベント会場(東京都立産業貿易センター 浜松町館)ということを鑑みると、個人で出展しやすい金額で大変助かりました。
2.宣材
遠足のおやつ方式で「宣伝に使うお金は5,000円まで」と決め、
フライヤー(A5サイズ 100部。ラクスルで)
ポスター(A3サイズ 1部。同上)
ポスタースタンド(卓上用。Amazonで)
を準備しました。合計5,093円也。ちょっと超えとるやん。
ということで、費用としては8,393円という形になりました。
今回の出展での気付き
最後に今回の出展で得られた改善点と次回やりたいことについてです!
1.1人で出展するとしんどい&他の出展が見られなかった
初っ端から小学生並みの感想で恐縮ですが、これが最大の反省点です。
出展者は10時に開場して準備開始、12〜18時までが開催時間でした。
イスがある&ずっとお客さんが見に来てくれるわけではないとはいえ、なかなか離席しにくく昼食や他の出展に行けなかったのは反省点です…
2.リアル出展に合わせた準備が必要
当たり前と言えば当たり前なのですが、特に以下の2つを感じました。
試遊しやすい環境づくり
今回スマホゲームでの出展ということで、テストビルドを入れたスマホを机上に置いていたのですが、次回はモニターやパソコンの大画面で遊べる環境を準備しておきたいです。(試遊可能か分かりにくかった…!)宣材のバリエーション&テーブルクロス
次回以降はゲーム開発のリソースを圧迫しない範囲で、宣材のバリエーションをもう少し増やしていけたらと思っています。
また、これは完全に見栄えの問題ですが、テーブルクロスはあった方が良さそうです。事務机剥き出しだと寂しい印象になっちゃうかも。
色々な反省はありつつも、結局のところ、出展できた+出展に向けてゲームを作れたというのが一番大きな学びでした。
この記事がこれから「イベント出展してみたいな〜」と思っている方の参考になれば嬉しいです!
まとめ
”縛り”は大事って呪術廻戦でも言ってました。