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『プードル・スプリングス物語』レイモンド・チャンドラー+ロバート・B・パーカー

『プードルスプリングス物語』は執筆過程が少し特殊な作品です。レイモンド・チャンドラーが代表作『ロング・グッドバイ』の続編として書き始めたものの、彼の突然の死によって最初の4章で中断。未完のまま残されていました。しかし、それを約30年後ハードボイルド小説家のロバート・B・パーカーが引き継ぐ形で完成させたのです。

『ロング・グッドバイ』を楽しめた人、チャンドラー作品を一通り読み終えた人はこの小説を手に取られてみるのもおススメ。当然ですが、チャンドラーのテイストとは少し異なるように感じるかもですが、ロバート・B・パーカーも偉大な作家ですし(村上春樹さんもパーカーの作品は好きだと言ってました)、なかなか面白い作品でした。


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